ウィル・スミスが、クリストファー・ノーラン監督の大ヒット作『インセプション』のオファーを断っていたことを告白。理由を語った。
【写真】ウィル・スミスがオファーを断った『インセプション』フォトギャラリー
Varietyによると、ウィルが先日ラジオ局Kiss Xtraに出演した際、『マトリックス』以外に断った作品はあるかと聞かれ、「無理無理、心が痛すぎる…」としつつ、「これまで公言したことはないけれど、仲良くなったから言っちゃうよ」と語り、「クリス(クリストファー)・ノーランは『インセプション』を最初に俺のところに持って来てくれたんだが、理解できなかったんだ」と告白。「今思うと、異なる現実社会を描く映画は…俺に響かないんだよね」と話し、『マトリックス』と並び同作のオファーを蹴ったことに「今でも傷ついているよ…」と後悔をにじませた。
レオナルド・ディカプリオが主演した『インセプション』は、人の潜在意識に侵入する産業スパイのコブを主人公にしたSFアクション映画。パリの道が突然折れ曲がり、ロサンゼルスの市街の真ん中を列車が走り抜け、物理の法則が崩れた無重力の戦いと、どんなことでも起こり得る夢の世界を圧倒的なリアリティーで描き、第83回アカデミー賞で作品賞をはじめ8部門ノミネート、撮影賞、視覚効果賞、音響編集賞、録音賞の4部門を受賞した。
ウィルにオファーがあったことは、映画の公開後にも、The Hollywood Reporterが報じていたそう。情報筋によれば、ノーラン監督の第一候補はブラッド・ピットだったものの、ブラッドが断り、次にウィルが候補となったが、これも実現せず。レオナルドの出演が決まったそう。今回のインタビューで、ウィルは作品コンセプトを理解できなかったことが明らかになった形だ。
なおウィルは、2019年に自身のYouTubeチャンネルで、『マトリックス』出演を断った理由を率直に説明。「格闘シーンを想像してくれ。君がジャンプすると、宙で止まるんだ。