「妻を殴る男」と書いた英紙TheSunを相手取り起こした名誉棄損裁判に敗訴し、『ファンタスティック・ビースト』シリーズからの降板を余儀なくされたジョニー・デップが、最新のインタビューで、当時を振り返り、「クソめ」と思ったと明かした。

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 Varietyによると、この度ジョニーがTelegraphのインタビューで降板劇を振り返り、「文字通り、ミリ秒で止まった。

降板して欲しいと言われたけれど、俺には引退を望まれたように感じた」とコメント。「クソめ。俺を殺すことなんて出来ないぞ。これ以上傷つけられると思っているなら、勘違いもいいところだ」と思ったと明かした。

 ジョニーはその後、ワシントンポスト紙に寄稿した記事の中で、ジョニーの名前を出さずにDV被害を受けたと訴えたアンバーを相手取り、米バージニア州で提訴。裁判は生配信されるなど世間の注目を集め、2022年6月にジョニーのおおむね勝訴の判決が下った。

 裁判後ハリウッドから離れていたジョニーだが、自身の境遇について「どう定義されようとも」、「無視され、捨てられ、追い出され、処分され、キャンセルされた」と訴えている。

 なお彼はこの後、ペネロペ・クルスと共演の『Day Drinker(原題)』でハリウッドに復帰を果たすことが決まっている。先月もThe Sunday Timesのインタビューで、裁判後の自身のキャリアについて振り返り、自分はMe tooムーヴメントの実験台にされたとコメント。身近な人に擁護してもらえず、「不当な扱いを受けた」と明かしていた。

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