昨年『MEN’S NON-NOモデルオーディション2024』で準グランプリを獲得した石川愛大(いしかわ・まなひろ)。185cmのスタイルと爽やかなルックスで早くも注目度急上昇中の彼が、初めての連ドラメインキャスト出演となるドラマ『恋愛禁止』(読売テレビ・日本テレビ系/毎週木曜23時59分)で、シリアスな展開の中、癒やしの存在である日比野亮役に奮闘中だ。
【写真】身長185cm、高知出身の19歳 石川愛大、初々しさ&カッコよさあふれるインタビュー撮りおろしショット
◆初連ドラメインキャスト作品『恋愛禁止』は「考察も盛り上がるのでぜひ楽しみにしてほしい」
石川は、2005年9月25日高知県出身の19歳。昨年MEN’S NON-NO専属モデルに就任し、これまでにモデル活動のほか、『南くんが恋人!?』『キャスター』、『パリピ孔明THE MOVIE』などに出演し俳優としても活躍を見せる。
連ドラ初メインキャスト出演となる『恋愛禁止』は、伊原六花が主演を務め、累計発行部数35万部を突破する人気小説シリーズの第6弾をドラマ化。熱狂的な支持者を生み出した“禁止シリーズ”を手掛ける原作者・長江俊和が完全オリジナル要素を加え、原作をも揺るがす予測不能な恋愛ホラーサスペンスが展開する。
石川が演じる日比野亮は、伊原演じる主人公・瑞帆の会社の後輩。仕事のミスが多く、上司からよく叱られるが、末っ子特有の許される術を持っているため、周囲から嫌われることはない。ノリはいいタイプだが、たまに不謹慎な発言をしてしまうというキャラクターだ。
――連続ドラマ初のレギュラー出演となりますが、決まった時のお気持ちはいかがでしたか?
石川:本当にうれしかったです! 僕は普段仕事では特にテンションが高くなくて感情をあまり出さないんですけど、うれしくてはしゃいじゃいました(笑)。これまでメインの役での出演はなく、面談がありましたが「絶対この役を勝ち取ってやろう!」とやる気がすごくあったんです。
監督面談では審査される方がすごく多くてとても緊張したんですけど、監督から「もっとこうして」とか、「もっと明るく」「こういうふうにやったらどうなる?」と指示を出された時になんとか対応することができたのかなと。演技経験があまりないのですが、ちょっと成長を感じたというか、大丈夫だったらいいなと思っていました。
――出演が決まった時の周囲の反応はいかがでしたか?
石川:家族は僕と同じくらい喜んでくれましたし、友達も「すごいね!」と褒めてくれました。
――台本を読まれて作品にどんな印象を持ちましたか?
石川:題名から恋愛が絡んでくるのはわかっていたのですが、脚本を読んだ時に、序盤から主人公が元恋人を殺してしまったり謎が多いお話で、シリアスなストーリーで驚きました。展開が早く、先が気になってどんどん読み進めていってしまうくらい面白くて怖かったです(笑)。
僕自身考察系のドラマが好きでよくSNSで考察をチェックしたりしているのですが、今回の作品も考察が盛り上がると思いますので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。
◆演じる日比野はテンションが高い役 役作りに奮闘
――演じる日比野はどんなキャラクターですか? 作品公式のキャラクター紹介は、なかなかの書かれっぷりですが(笑)。
石川:23歳で大人なんですけど、精神年齢でいうと今の自分と同じくらいか、もっと子どもっぽい感じです(笑)。テンションが高くて失敗も多いんですけど、会社の先輩には好かれている、愛される役なんだなと思いました。
――石川さんご自身は普段あまりテンションが高くないというお話でしたが、演じるのは難しくないですか?
石川:テンションをどうやって維持するかすごく悩みました。普段の生活からテンションを上げて過ごしたり、たくさん台本を読んで家で何度も練習してテンション感をつかんだりと役作りを頑張りました。日比野は暗いストーリーの中で数少ない明るい部分なので、そこがコントラストになってクスっと笑えたりするので楽しみにしていただきたいです。
――初めてのメインキャスト出演ということで、これまでゲストとして作品に参加していた時と、現場から感じることなどは違いますか?
石川:ゲストで出演させていただく時よりも撮影や準備期間が長いので、役について考える時間も長くなりますし、現場での自分の立ち居振る舞いも変わってきます。
――主演の伊原さんはどんな方ですか?
石川:お会いする前は、笑顔が絶えない明るい方と思っていたんですけど、実際お会いしても思った通りの方でした。笑顔でいろいろ話しかけてくださいます。
伊原さんは現場入りした時から編み物をされていたんですけど、撮影が進むにつれて現場で編み物ブームが起こり、レギュラーキャストの皆さんやスタッフさんもやり始めて。影響力がすごいなと驚きました。僕ですか?「なんでこんなにみんなやっているのに、石川君はやってないの?」ってツッコまれました(笑)。
◆憧れの俳優は坂口健太郎 パク・ソジュンとも共演を熱望!
――石川さんのパーソナルなことも伺いたいのですが、ご出身は高知県なんですね。どんな少年でしたか?
石川:地元が田舎のほうで何もないんです。自然に囲まれていたので、わんぱくでしたね。ネタ枠というか、みんなを笑わすような立ち位置だったんじゃないかと思います。小学校低学年の頃は年中半袖短パンで、雪も膝くらいまで積もるんですけど、それでも半袖短パン(笑)。
高校くらいから「カッコいい」と言われるようになって。
――学生時代は何かスポーツはやられていましたか?
石川:高校ではバスケットボール、中学校までは野球をやっていました。いろんなことをやりたい子どもだったので、空手や水泳もやったりしていました。体を動かすことが大好きなんです。
――芸能のお仕事には小さいころから興味が?
石川:テレビっ子だったので、バラエティもドラマも見ていて憧れていました。小さいころから背も高かったのでモデルとかできるんじゃないかなと思ったりしていました。「芸能人になりたい」と周りにも言ったりしていたんですけど、おちゃらけてた頃なので「芸人になるのか?」って言われたりもしましたね。
――憧れの俳優さんはいらっしゃいますか?
石川:坂口健太郎さんです。坂口さんは韓国でもすごく人気がありますし、僕も韓国に進出していきたいと思っているので目標にしています。
――韓国進出も目標なんですね!
石川:大学でも韓国語を履修したり、普段から韓国語に触れるようにしています。パク・ソジュンさんに似ていると言われるので、いつか共演できるくらい成長したいと思っています。
――メンノン専属モデル就任から半年以上経ちましたが撮影には慣れましたか?
石川:ようやく最近になって慣れてきた感じです。ポージングとか笑顔を作ることも得意になってきたと思います。もともとぎこちないというか、あまり意識して笑顔を作ることがなかったので苦戦していたんですけど、最近では現場でも「張り付いた笑顔がいいね!」って言われたりしています。
――……板についてきたってことですね!
石川:褒められているんだと思います!(笑) メンノンの現場はフレンドリーというか、スタッフさんも同じチームで撮影することが多いので、皆さん仲良くしてくれています。
――東京の生活には慣れましたか?
石川:人込みや満員電車は嫌いで避けたりしていますが、慣れてきているとは思います。ただ、まだ方言が出てしまったり、イントネーションに苦戦していますね。
――今年20歳を迎えられますが、今後どんな俳優さんになっていきたいですか?
石川:僕あまり年を取りたくはないんですけど、若さも感じられつつ大人っぽさも兼ね備えていければなと思います。幅広い役を演じられるようになりたいですね。朝ドラ、大河ドラマもそうですし、仮面ライダーや特撮系にも挑戦したいです。もちろん韓国のドラマにも出てみたいです!
(取材・文:渡那拳 写真:高野広美)
ドラマ『恋愛禁止』は、読売テレビ・日本テレビ系にて毎週木曜23時59分放送。