不仲が伝えられるイギリスのチャールズ国王とヘンリー王子。双方の上級補佐官による「秘密の平和サミット」が成功裏に終わったと伝えられ、和解に向けて和やかなムードが漂う中、ヘンリー王子が自身のスケジュールを王室とシェアすることを申し出たそう。

これには大きな意味合いがあるようだ。

【写真】メーガン妃公開プライベートショットを沢山張り付けたボード

 Peopleによると、ヘンリー王子は自身の公務や外遊など、仕事上のスケジュールを王室を共有すると申し出たそうだ。王室メンバーとの確執が取り沙汰されているヘンリー王子とメーガン妃は、これまで度々、スケジュールが王室メンバーのそれと重なり、意図してぶつけたのではないかと囁かれてきた。つい最近も、アンゴラ訪問がカミラ女王の78歳の誕生日と重なり、話題を奪ってしまったそうだ。こうした軋轢を避ける目的があるとみられる。

 これに加え、多忙なチャールズ国王と直接面会するため、両陣営の間でスケジュールを調整することを目的としている可能性もある。両者が最後に面会したのは、2024年2月。チャールズ国王ががんを公表した際にヘンリー王子が急遽帰国し、短時間面会した時だった。

 2020年にヘンリー王子が王室を離脱したのを機に、確執が表面化した両者だが、現地時間7月9日、ヘンリー王子の首席補佐官兼広報担当官のメレディス・メインズがロンドンを訪れ、王子の在英広報官リアム・マグワイアも同席のもと、国王の広報担当官トピン・アンドレーエと会談する姿が写真に撮られた。

 話し合いの内容について詳細は明らかにされていないものの、長きに渡る不仲の結果、父子間の対話は皆無に等しかったと伝えられており、ある関係者は「先は長いが、数年の間で初めて、対話のチャンネルが開かれた」とコメント。その後別の関係者も「これはポジティブな一歩だ。前に進めそうな、楽観的な雰囲気が漂っている」と語ったという。


 なお、同じく不仲が伝えられる兄のウィリアム皇太子は、父子の「秘密の平和サミット」に招待されず、その存在も知らなかったと報じられている。兄弟関係は依然緊張が続いているものとみられる。

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