西島秀俊が主演を務め、台湾のグイ・ルンメイが共演する日本・台湾・米国合作映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』より、ペインター・AICONによる、複雑に絡み合う夫婦の関係性を表現した海外版ポスタービジュアルが解禁された。
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本作は、誘拐事件を発端に破綻していく家族を通して、ニューヨークという大都会の片隅で生きる上での、見えない人種の壁、孤独、人と人が分かり合うことの困難さなどを描いた濃密なヒューマンサスペンス。
主演は西島秀俊。その妻役には、ベルリン国際映画祭の最優秀作品賞を受賞した『薄氷の殺人』や『鵞鳥湖の夜』に出演するなど、台湾を代表する国民的女性俳優のグイ・ルンメイ。
監督・脚本は、『ディストラクション・ベイビーズ』『宮本から君へ』の真利子哲也が務める。真利子監督は、自身にとって6年ぶりの最新作となる本作で、多国籍のスタッフと共に、2024年11~12月末までオールNYロケを敢行。ブルックリンを中心に、チャイナタウンやハーレム等、リアルなNYの日常を映し出した。
ニューヨークで暮らす日本人の賢治(西島)と、台湾系米国人の妻ジェーン(グイ)は、仕事や育児、介護と日常に追われ、余裕のない日々を過ごしていた。ある日、幼い息子が誘拐され、殺人事件へと発展する。悲劇にほんろうされる中で、口に出さずにいたお互いの本音や秘密が露呈し、夫婦間の溝が深まっていく。ふたりが目指していたはずの“幸せな家族”は再生できるのか?
この度解禁されたのは、国内外で注目を集めるアーティスト、AICONによる海外版ポスタービジュアル。AICONは“THE HUMAN UNIVERSE IN NEO CLASSIC”をテーマに、洗練された線から独特な印象のペイントを生み出す気鋭のペインターだ。
ビジュアルには、1本の線で描かれた夫婦、賢治(西島秀俊)とジェーン(グイ・ルンメイ)が。複雑に絡み合い、平行線を辿る線。
ふたりの内面に潜む不安や葛藤、言葉にできない複雑な感情が線で表現され、顔の隠されたその姿は、夫婦の間に隠された秘密を暗示しているようにも見える。しあわせで理想的な家族を目指していたはずなのに、気づけばその線は歪み、複雑な表情を映し出す…。まさに、本作を象徴するビジュアルとなっている。
また今回、本ビジュアルを用いたムビチケを8月8日に発売することも決定。ムビチケ前売券(カード)の価格は一般1600円(税込)。ムビチケ前売券(オンライン)の価格は、一般1600円(税込)、小人900円(税込)で、映画オリジナルスマホ壁紙の特典も付く。
映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』は、9月12日より全国公開。