韓国映画『侵蝕』より、本予告とポスタービジュアルが解禁された。
【動画】悪夢の始まり――『侵蝕』本予告
本作は、韓国で実写映画として初登場No.1を記録した精神崩壊スリラー。
幼い娘の危険な行動に恐怖と責任の重さを感じ、追い詰められていく母親。そんな母親を理解できず、不穏な眼差しで見つめる娘。それから20年後、幼少期の記憶を失った女性のもとに、明るく天真爛漫な“侵入者”が突如現れる。時を隔てた過去と現在、ふたつの物語は“予期せぬ侵入”によって結びつき、やがて地獄のように交錯していく。
出演はクォン・ユリ(少女時代)、クァク・ソニョン、イ・ソル、キ・ソユ。これまでの親しみあるイメージを捨て去り、自らの選択で揺れるキャラクターを、鋭く、そして繊細に演じきる。
解禁された本予告は、7歳の少女が無垢な友達に繰り返す、目を覆いたくなるような危険行為から幕を開ける。彼女は、黒く塗りつぶされたような目でカメラを見つめ、「ママも、私が怖い?」と笑みを浮かべながら問いかける。その一言が、すべての悪夢の始まりを告げる。
制御不能な暴力性を秘めた娘を、必死に抑え込もうとする母親の絶望と恐怖。そして20年後、過去に闇を抱える2人の周囲で、不可解な出来事が次々と起こり始め、静かに生活が崩壊していく。
火傷でただれた手。何者かに首を絞められる男。プールに沈む子どもの小さな体。血まみれのまま微笑む女。業火に包まれ、暴れ狂う者――。次々に現れるショッキングなイメージの連続が、理性の境界を容赦なく踏み越えていく。
過去と現在、そしてまだ見ぬ未来が錯綜する中、あぶり出されていく「生まれながらの怪物」とは何か。登場人物たちがそれぞれに抱えた狂気が静かに互いを侵蝕していく中で、観る者は最後まで“正気”を保っていられるのか。観る側の精神の限界が試されるような映像となっている。
またポスタービジュアルでは、黒を基調とした闇の中にクォン・ユリ、クァク・ソニョン、イ・ソル、キ・ソユら主要キャストの姿が静かに浮かび上がる。その下には、不穏な空気をまとったモノクロの花のイラストが添えられ、「正気を保てるか」という挑発的なコピーと共に、タイトル『侵蝕』の文字が大きく刻まれている。
映画『侵蝕』は、9月5日より全国公開。