女優の福原遥と俳優の伊藤健太郎が8日、都内で開催された『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』シネマ・コンサート&トークショーに、小野塚勇人、原作者の汐見夏衛氏と共に出席。

本作の続編が映画化されるとのサプライズ発表に歓喜した。

【写真】続編制作に笑顔を見せる福原遥

 2023年12月8日に公開された本作は、汐見氏の同名小説を映画化したラブストーリー。1945年の日本にタイムスリップした女子高校生が、偶然出会った青年と恋に落ちる。

 キャストらはシネマ・コンサートの鑑賞を終えた観客の前に登場。福原は「映画が公開して1年半経った今、こうしてまたこの映画をたくさんの方に観ていただけるということが本当にうれしい」としみじみと語り、「今年で終戦80年というこのタイミングでこの作品を届けるということは本当に意味があることだなと思っております。今の自分に何ができるのかということをすごく私自身も考えさせられましたし、皆さんにとっても考えるきっかけになる作品になればいいなと思っております」と伝えた。

 伊藤は「本当にこの作品がどれだけたくさんの方々に愛されて、皆さんに求められた作品だったんだなというのをすごく感じて、この作品に携わらせていただいたことがすごくありがたいことだなという風に改めて思わせていただきました」とコメント。

 さらに汐見氏は「10年前に書いた作品がこんな風に色んな方に色んな形で観ていただける作品になったということが、とても作者として幸せなことだなと思いました」と微笑んだ。

 そしてこのイベントでは、本作の続編となる『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』の映画化決定をサプライズ発表。会場のスクリーンに映画化決定の旨が映し出されると会場には大きな拍手が巻き起こった。

 小野塚に「すごくびっくりされてますね」と声を掛けられた伊藤は、目を見開き「すごくないですか? 出れるのかな、俺たち(笑)」と笑っていた。


 汐見氏は「『あの花(が咲く丘で、君とまた出会えたら。)』を書いた時に、書き終わった翌日からこの続編を書いたんです」と明かし、「『あの花』だけだとこのお話は終われないな、と思ったというか。この続きを書かなきゃという気持ちがすごくあって、本当にすぐに書き始めた」と告白。

 「『あの花』と『あの星(が降る丘で、君とまた出会いたい。)』でセットだと自分の中では思っていた」としつつ、「『あの星』まで読んでいただけてやっとこの物語がしっかり終わったと思ってもらえるんじゃないかなと思って書いたものです」と原作に込めた思いを伝えていた。

 映画『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』は2026年公開予定。

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