アカデミー賞俳優で、黒澤明作品をリメイクした『天国と地獄 Highest 2 Lowest』の公開を控えるデンゼル・ワシントンが、「もう映画は観ない」と発言した。
【写真】カンヌで『天国と地獄 Highest 2 Lowest』をお披露目したスパイク・リー監督&エイサップ・ロッキー、デンゼル・ワシントン
『天国と地獄 Highest 2 Lowest』のスパイク・リー監督と、共演のエイサップ・ロッキーとともにGQのインタビューを受けたデンゼルは、「映画なんて観ない。
ちなみにVarietyによると、1981年の『ハロー、ダディ!』で映画デビューを果たしたデンゼルは、50本とは言わないまでも、これまで40本以上の作品に出演。リー監督の『マルコムX』などでアカデミー賞に合計9度ノミネートされ、『グローリー』で助演男優賞、『トレーニング デイ』で主演男優賞に輝いた。
しかしこの夏のインタビューで「アカデミー賞には興味がない」と発言。「どこに保管していますか? と聞かれるが、まあ、他の賞の隣に保管しています。自慢しているわけじゃないよ! 気持ちを話しているだけ。死ぬ時に、オスカーなんて何の役にも立たないから」と語っていた。
なお『天国と地獄 Highest 2 Lowest』は、デンゼルと5度目のタッグとなるリー監督が、黒澤明監督の名作『天国と地獄』を再解釈したサイコサスペンス映画となっている。