元乃木坂46で俳優の山下美月が、10月スタートのドラマ『新東京水上警察』(フジテレビ系)で海技職員役を演じるため、一級船舶免許を取得したことが報じられた。俳優の中には、山下のように作品のリアリティを追求するため、さまざまな資格、免許、ライセンスを取得した逸材が少なくない。

今回は、そうした役柄をきっかけに「資格・免許を取得した俳優」を振り返りたい。

【写真】役柄をきっかけに“意外な資格”持ってる人気俳優たち<計6人>

宮崎あおい

 まずは定番の自動車免許。宮崎あおい(「崎」は「たつさき」が正式表記)は、2018年に出演したTBSドラマ特別企画『あにいもうと』で、役作りのため大型自動車免許を取得したことも明かしていた。現代の東京下町を舞台にした本作で宮崎は、工務店を営む赤座家の長男・伊之助(大泉洋)の妹で大型トラック運転手の桃子を演じた。

 劇中で宮崎は荷台に13tもの積載が可能な大型トラックを運転している。自ら志願して教習所に通ったそうで、記者会見では「あの運転席に座ったこともないですし、あの高さを知っている女性ってどんな人なのか知りたくて教習所に通わせてもらいました。自分にとっては大事な時間でした。髪の毛も行動的に動いている女性なイメージがあったので、監督と石井さんに相談しながら(切った)。みんなで相談をしながら一人の女性をつくっていけた感覚があって、準備も含めて楽しい時間でした」と充実した様子で話していた。

横浜流星

 子どもの頃は極真空手に励み、世界大会優勝した実績でも知られる横浜流星。そんな横浜は、実は役柄をきっかけにボクシングのライセンスも取得している。

 2023年に主演映画『春に散る』でプロボクサー役を演じた俳優の横浜は、それをきっかけに日本ボクシングコミッション(JBC)のプロテストを受験。
実技(スパーリング)テストと筆記テストからなるテストを突破し、見事試合に出場できるC級ライセンスを取得している。ライセンス取得こそ撮影後だったが、劇中では、入念なトレーニングですでにプロ顔負けのテクニックで演じる横浜の迫真のボクシングシーンが鑑賞できる。

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