松谷鷹也と鈴木京香がダブル主演する映画『栄光のバックホーム』より、松谷演じる横田慎太郎選手の“諦めない姿”が胸を打つ本予告映像、ポスタービジュアルが解禁。併せて本作が、第38回東京国際映画祭ガラ・セレクション部門に公式出品されることが決定した。
【動画】阪神タイガースで活躍した横田慎太郎選手の人生の軌跡『栄光のバックホーム』本予告
2013年、阪神タイガースにドラフト2位指名され、翌年からプロ野球界でプレーした、横田慎太郎選手。若きホープとして将来を期待されるも、21歳で脳腫瘍を発症。引退を余儀なくされた彼が最後の試合で魅せた“感動のラストプレー”は、野球ファンのみならず、多くの人々の心に今なお、深く刻み込まれている。
その一球に込められたドラマを描いた横田選手の自著『奇跡のバックホーム』と、彼が2023年に28歳でその生涯を閉じるまで、母・まなみさんら家族と共に闘い続けた人生の軌跡を描いたノンフィクション、中井由梨子著『栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24』が、タイトルを『栄光のバックホーム』として映画化。
監督は『20歳のソウル』の秋山純。秋山は企画、プロデュースも務める。脚本を手掛けるのは、原作『栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24』の著者でもある中井由梨子。
「幻冬舎フィルム第一回作品」となる本作。主人公の横田慎太郎選手を演じるのは、元高校球児でもある新人・松谷鷹也。松谷とともにダブル主演を務めるのは、横田選手の母・まなみさんを演じる名優、鈴木京香。揺らぐことのない息子への愛を強く、優しく演じる。
阪神タイガースの先輩・北條史也選手に前田拳太郎、慎太郎の想い人・小笠原千沙さんに伊原六花、慎太郎の姉・真子さんを山崎紘菜、スポーツ紙の野球担当・遠藤記者を草川拓弥と、旬の若手俳優が集結。
さらに、阪神タイガースのスカウト・田中秀太さんを萩原聖人、慎太郎のトレーナー・土屋明洋さんを上地雄輔、掛布雅之さんを古田新太、金本知憲さんを加藤雅也、大阪の大学病院の主治医・鍵山博久さんを小澤征悦、鹿児島の隣人・澤居修さんを平泉成、神戸の大学病院の主治医・沼田徹さんを田中健、神戸のホスピスでの担当医師・門倉勉さんを佐藤浩市、阪神タイガース二軍監督・平田勝男さんを大森南朋、慎太郎と交流の深かった川藤幸三さんを柄本明。そして、慎太郎に多大な影響を与えた元プロ野球選手の父・真之さんを高橋克典が演じる。
主題歌は横田選手の登場曲であり、闘病中の心の支えとなった、ゆずの「栄光の架橋」。阪神タイガースが18年ぶりのリーグ優勝を決めた2023年9月14日、甲子園球場で4万人の観客が横田選手に向けて大合唱したことで知られている。
2023年の優勝以来、好調が続く阪神タイガース。今年のリーグ優勝も期待される中、この度、本予告映像が解禁。
「慎太郎、あんたの人生、奇跡だったよ…!」と横田慎太郎選手(松谷)の生涯を称える母・まなみ(鈴木)のセリフから始まる。若きホープとして活躍を期待されるも、突如、脳腫瘍に襲われる慎太郎。突然の出来事にもがき苦しみ、「野球してぇよ…!」と痛烈な心の叫びがあふれ出す慎太郎を、まなみが優しく抱きしめる。
そして、懸命に病気に立ち向かう慎太郎の背中をそっと押すかのようにエモーショナルに響き渡るのは、横田慎太郎の登場曲だった、ゆずの「栄光の架橋」。諦めずに前を向く慎太郎と、彼を支える、家族や恋人、仲間たちの想いが見る者の胸を熱くさせる。最後は慎太郎が最後の試合で魅せた、“奇跡のバックホーム”で締めくくられており、感動的なストーリーを予感させるエモーショナルな映像となっている。
劇中で慎太郎を演じる松谷が使っているグローブは、横田慎太郎さん本人から譲り受けたもの。松谷も元高校球児で、プロ野球選手の父親をもつという共通点があり、慎太郎さんと生前に親交を深めていた。そんな松谷が、横田選手の想いを乗せた、“奇跡のバックホーム”を完全再現するシーンに期待が膨らむ。
ポスタービジュアルは、闘病生活を送る横田慎太郎(松谷)と、彼に寄り添う母・まなみ(鈴木)を配置したもの。悲しみのなかでも笑顔を絶やさず、息子を信じる強さと優しさがにじみ出ている母の表情が印象的なビジュアルに仕上がった。横には「全ての横田慎太郎に捧ぐ」という力強いキャッチコピーが添えられている。
また今回、本作が、10月27日~11月5日に開催される第38回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門に公式出品されることが決定した。ガラ・セレクション部門は、世界の国際映画祭で注目された話題作や邦画の最新作などを上映する部門。
映画『栄光のバックホーム』は、11月28日より全国公開。
編集部おすすめ