映画『トロン:アレス』より、主演ジャレッド・レトが初めて「トロン」シリーズ参加への思いを明かし、第1作『トロン』からケヴィン・フリンを演じるジェフ・ブリッジスがシリーズの進化を絶賛する特別映像が解禁された。

【動画】『トロン:アレス』キャスト&監督が明かす制作の裏側

 これまでは“現実世界”の人間がデジタル世界へと足を踏み入れてきた「トロン」シリーズ。

しかし、最新作『トロン:アレス』で描かれるのは、まさにその逆—デジタル世界の“超高度AIプログラム”が、ついに現実世界へと襲来する。

 現実世界でAIプログラムの実体化が成功し、開発された人型AIアレス。“彼”は圧倒的な力とスピード、優れた知能を持ち、倒れても何度でも再生可能という、まさに最強のAI兵士だった。制御不能となったAIたちは暴走を始め、デジタル世界が現実世界を侵食していく。そして、現実世界で“人間”を知ったアレスにもある異変が起きる。果たしてアレスは人類の救世主となるのか、それとも…。

 この度解禁された最新映像は、「トロンを現実世界へ連れて行く」と語るヨアヒム・ローニング監督から始まり、その言葉通り現実世界・バンクーバーでのライトサイクル走行の撮影シーンが映し出される。このシーンの撮影は6週間もの期間、夜間のバンクーバーを閉鎖し行われたとの撮影秘話が明かされる。最新CG技術の駆使に加えて実際のカメラで撮影された映像を用いることが、リアリティーを持ってデジタル世界が現実世界を“侵食”するためには必要だ、との監督のこだわりが詰まったライトサイクルチェイスシーンだ。

 最強AI兵士アレスを演じるジャレッド・レトは「トロンが大好きだ。子どもの頃にこの映画をみて、そして今、そこに立っている自分がいる」と本作参加への喜びを語る。赤いトロンスーツでライトサイクルにまたがる姿は、まさに最強兵士の風格をまとっている。
ディスクで闘う兵士たちのアクションシーンや、迫り来る巨大マシン・レコグナイザーとチョウのように羽が生えたような飛行型の戦闘マシン出現もうかがえる。

 第1作『トロン』からケヴィン・フリンを演じるジェフ・ブリッジスは「オリジナルから『トロン:アレス』への進化は本当に素晴らしい。アレスは、生きることを望むプログラム」と語り、トロンシリーズ最新作としての進化を保証する。また、監督が「グリッドが音と音楽と共に、広がっていくのを感じる」と絶賛する、NIN(ナイン・インチ・ネイルズ)手掛ける音楽も今作の極めて重要なエッセンスであることを明かした。

 映画『トロン:アレス』は、10月10日より日米同時公開。

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