北香那、天野はなが共演する夜ドラ『替え玉ブラヴォー!』が、NHK総合にて2026年1月5日より毎週月~木曜22時45分に放送。北、天野、作・岸本鮎佳、チーフ・プロデューサーよりコメントが到着した。



【写真】岸本鮎佳作品に北香那×天野はなが挑む!

 本作は、演劇ユニット「艶∞ポリス」の岸本鮎佳が、「友情」をテーマに描くちょっとブラックな大人のためのコメディー。

 広告代理店で働く千本佳里奈(北香那)は、大人向けのバレエウェアブランドの発表会を担当することになったが、予定していたダンサーが来られなくなり、バレエ経験者という理由で急きょ代役にされてしまう。予想外のアクシデントに見舞われたその日、佳里奈にはもう一つ、衝撃的なことが起こる。

 6歳の時にバレエ教室で出会い、佳里奈にとって20年来の親友であった二木優美(天野はな)から突然、絶交を言い渡されたのだ。優美は子供の頃からの夢をかなえてプロのバレリーナになっていた。絶交宣言を信じることができない佳里奈は、優美の自宅や職場のバレエ団を訪ねるが、顔を合わせることすら拒否されてしまう。理由がわからず戸惑う佳里奈が、ふらっと入ったラーメン店では、なんと優美が働いていて…。

 ショックを受けた佳里奈は、優美が勤めるバレエ教室の生徒になり、バイト先のラーメン店「ため口」にも押しかける始末。あれやこれやと手を尽くして優美から理由を聞き出そうとするが―。佳里奈と優美の友情は、果たして元に戻るのか?

 岸本は「ラーメンとバレエと女の友情の話を作りたいんです、とお話を頂いた時、頭の中にハテナマークが100個くらい浮かんできたのですが、同時に、これは私が書くべき物語かもしれないと直感を感じました。このドラマは、綺麗事だけで語れない『女の友情』を軸にした複雑で奇想天外な作品となっております。ご自身の友達を思い浮かべながら、楽しんで頂けたら嬉しいです」とコメント。


 主人公・千本佳里奈を演じる北香那は、「ピリリとスパイスの効いた大人の青春物語をぜひお楽しみいただけたら嬉しいです」、佳里奈の親友・二木優美を演じる天野はなは「それぞれに奮闘していく2人を、時に突っ込みながら、楽しく、そして愛しく見守って頂けたら幸いです」とメッセージをおくった。

 夜ドラ『替え玉ブラヴォー!』は、NHK総合にて2026年1月5日より毎週月~木曜22時45分放送。

 キャスト、制作陣のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■岸本鮎佳

 ラーメンとバレエと女の友情の話を作りたいんです、とお話を頂いた時、頭の中にハテナマークが100個くらい浮かんできたのですが、同時に、これは私が書くべき物語かもしれないと直感を感じました。30歳を迎えたあたりから、「昔の友達」とのスレ違いを感じるようになったのは、私だけではないと思います。あの時あんな素敵な時間を過ごした友達と、何があったわけでもないのに、いつの間にか溝が出来て、昔のように笑い合えなくなってしまった。

 私自身、毎日電話するほど仲の良かった親友と、ある日突然連絡を取らなくなったことがありました。喧嘩をしたわけでもありません。でも、それから15年後彼女から突然年賀状が届きました。そこには私が何度も夢に出てきたこと、あの時何故連絡を取らなくなったのか思い出せないということが書いてありました。私も全く同じだったので、思わず笑ってしまったのを覚えてます。15年という時を経て、私たちは和解したのです。


 女の友情は、そんな一言では語れない面白さが詰まっていると私は思っています。このドラマは、綺麗事だけで語れない「女の友情」を軸にした複雑で奇想天外な作品となっております。ご自身の友達を思い浮かべながら、楽しんで頂けたら嬉しいです。

■北香那

 脚本家の岸本鮎佳さんが生み出す世界観がとにかく好きです。世間のニーズとのバランスがうまく取れない人間の不器用さを、時にチャーミングに、時にブラックに描いていて、今から撮影が非常に楽しみです。いつだってひたむきなだけに方向性を間違えてしまう佳里奈の姿はどこか憎めない。むしろそんな彼女をいつかの自分と重ねてしまう、なんて瞬間が皆さんにもあるかもしれません。。。! ピリリとスパイスの効いた大人の青春物語をぜひお楽しみいただけたら嬉しいです。

■天野はな

 30歳を目前に、これまでの人生も、これからの人生も、急にぐらぐらし始めてしまうようなこの感じ。身に覚えがないと言いたいけれど、言えないことが沢山です(笑)だってだって、しょうがないじゃん!と言いながら、日々頭を抱えて生きるアラサー女2人の真摯なジタバタを、北さん演じる佳里奈と共に駆け抜けられることをとても嬉しく思っております。
それぞれに奮闘していく2人を、時に突っ込みながら、楽しく、そして愛しく見守って頂けたら幸いです。

■制作にあたって/制作統括 石澤かおるチーフ・プロデューサー

 はじめて岸本さんのお芝居を見たときに、とても面白かったのですが、どんな風に面白かったの?と尋ねられたら何も説明できない(笑)、という状況に陥ったのをよく覚えています。思い返せば、昔からの友達との思い出に、意味のある会話なんてほとんどなかったような気がして、岸本さんが描く女の会話は「鑑賞」ではなく「体験」なのだ、だから面白いけど説明できないんだ、と私なりに思ったのです。

 本作に登場するキャラクターに「立派な人」は全くいません。むしろ見習うと大変な目に遭うと思います。現実社会ではどうしても「いい子」になってしまいがちな今だからこそ、愚かなキャラクターたちが平日の夜にもにゃもにゃ何かやっている物語を楽しんで頂けたらと思います。

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