Netflixで今後配信となる『地獄に堕ちるわよ』『俺のこと、なんか言ってた?』『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』3作品の概要が一挙解禁された。

【写真】戸田恵梨香が伝説の占い師に! 『地獄に堕ちるわよ』解禁ビジュアル

■Netflixシリーズ『地獄に堕ちるわよ』(2026年配信)

 戸田恵梨香主演のNetflixシリーズ『地獄に堕ちるわよ』は、占い師・細木数子さんの半生を描くアンチヒーロードラマ



 昭和から平成にかけて、メディアを自在に操り、国民を熱狂させた日本一有名な占い師、細木数子さん。「アンタ死ぬよ」「地獄に落ちるわよ」といった強烈な決めぜりふと共に“ダークヒーロー”として圧倒的な人気を誇り、著書は世界で最も売れた占い本としてギネス世界記録を樹立、2000年代に社会現象を巻き起こした。

 そんな時代を席巻した彼女だが、40代半ばで占い師になるまで、耳を疑うような手段で道を切り開いてきた─。 誰も知らない、黒く塗りつぶされた半生が、今、ついに明かされる。

 主人公・細木数子を演じるのは、戸田恵梨香。欲望のためには手段を選ばず、それでも人を強く引きつけずにはいられない─そんな細木数子の波乱万丈な人生を、戸田が鋭く、そして鮮烈に体現する。監督を務めるのは、瀧本智行と大庭功睦。人間の本質に鋭く迫りながら、社会性を織り込んだ重厚な演出で高く評価されてきた瀧本は、細木の激動の半生を、緻密かつ力強い映像で描き出す。大庭はNetflixとともに企画初期から本作に関わり、徹底したリサーチをもとに細木数子という圧倒的なキャラクター構築に貢献した。

 主演の戸田は「私は細木数子の存在を知っていてもどんな人物なのか知らなかった。ただ派手な占い師がテレビに出てきただけかと。みんな占いが好きなんだなぁと、それだけだった。
そんな関心が全くないガハハハと豪快に笑う占い師を私がやるなんて誰が思った???似ても似つかない遠い人だ。きっと皆さんも戸田恵梨香がやるなんてふざけているとでも思っていらっしゃることだろう。だがこの物語は、皆さんが知らない、ちょっと昔に本当にあった細木数子の人生が描かれていて、きっと皆さんをこの世界に没入させ、翻弄させてくれるに違いない」とコメントした。

■Netflixシリーズ『俺のこと、なんか言ってた?』(2026年配信)

 役所広司が主演を務め、宮藤官九郎が脚本を担当するNetflixシリーズ『俺のこと、なんか言ってた?』は、ある日突然、世界から完全に忘れ去られてしまった承認欲求の塊の男がスポットライトを求めて再起を賭けるヒューマンコメディー。宮藤とプロデューサー・磯山晶が再びタッグを組む。

 役所広司と宮藤官九郎が完全オリジナル脚本で挑むテーマは「承認欲求」。ロンドン・シェイクスピアグローブ座で日本人初主演の栄光を勝ち取った高瀬川玄は、とある理由から日本へなかなか帰ることができず、2年ぶりの帰国を果たす。しかしそこで、承認欲求を持て余す彼にとって最大の悲劇が訪れる。 なんと突然、世界から完全に忘れ去られてしまったのだ。

 役所は「宮藤官九郎さんの緻密で、ぶっ飛んでて、笑えて、妙に感動的な素晴らしい脚本を元に、猛暑の中スタッフ、キャストと共に楽しく撮影頑張っています。今回、人生二度目の『俳優役』をいただきました」と意気込みを語る。

 脚本を担当する宮藤は「役所広司さんが、俺の書いたしょうもない台詞にまで全身全霊を注いでくださる。
現場の磯山さんが逐一報告してくれる。『今日も最高でした』と。脚本家にとってこんなに嬉しいことはないわけです」と喜びを語る。

 磯山は本作の企画について「宮藤さんとこの企画を考え始めた時は、まさか役所広司さんがやってくれるとは思ってもみませんでした。でも今は考えれば考えるほど役所さんしかいなかったと思っています」と手応えを語った。

■アニメシリーズ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』

 1986年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載を開始して以来、世界中で絶大な人気を誇る荒木飛呂彦の傑作漫画『ジョジョの奇妙な冒険』。ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーという2人の少年の出会いから始まる、ジョースター家の血縁と因縁を描いた壮大な物語だ。

 『スティール・ボール・ラン』は、19世紀末の米国を舞台に、史上初の乗馬による北米大陸横断レースを描いた物語。元天才騎手でありながら半身不随となった主人公ジョニィ・ジョースターが、謎のアウトロー、ジャイロ・ツェペリと出会い協力関係を結び、共に北米大陸を横断する過酷なレースに挑む。

 アニメ化が決定した本作は、Netflixでの世界配信が決定。今までのアニメシリーズに携わったスタッフが本作でも集結し、最強の布陣でアニメ化に挑む。監督を務める木村泰大は「アニメ化を監督として担えることに胸が高鳴っています。
スタッフ一同も同じ思いを抱き、日々の制作に情熱を注いでいます。作品を通じて皆さんと熱を共有できる日を心待ちにしつつ、一緒にこの旅路を駆け抜けられたら嬉しいです」と、喜びの声を寄せた。なお、9月23日にはアニメ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』の新情報発表イベントの開催が決定している。

※コメント全文は以下の通り。

<Netflixシリーズ『地獄に堕ちるわよ』コメント>

■戸田恵梨香(細木数子 役)

私は細木数子の存在を知っていてもどんな人物なのか知らなかった。
ただ派手な占い師がテレビに出てきただけかと。
みんな占いが好きなんだなぁと、それだけだった。
そんな関心が全くないガハハハと豪快に笑う占い師を私がやるなんて誰が思った???
似ても似つかない遠い人だ。
きっと皆さんも戸田恵梨香がやるなんてふざけているとでも思っていらっしゃることだろう。
だがこの物語は、皆さんが知らない、ちょっと昔に本当にあった細木数子の人生が描かれていて、きっと皆さんをこの世界に没入させ、翻弄させてくれるに違いない。
この占い師がなぜ社会現象を巻き起こし夢中にさせたのか、目撃してほしい。

■瀧本智行監督

細木数子が嫌いだった。
テレビに映る度、チャンネルを変えるほどに。にもかかわらず、この無謀な企画を引き受けてしまったのには2つ理由がある。細木は「女の履歴書」という自伝を書いている。嘘や誇張も数多いが、それを含めて戦後の極貧から成り上がって行く彼女の知られざる半生は滅法面白い。愛、裏切り、野心、邪心、保身……古典的なドラマで溢れ返っている。コンプライアンスにがんじがらめになっている今、その時々の欲望に忠実に生きた彼女のエネルギッシュな姿が、とても魅力的に映ったのだ。もう一つの理由は、戸田恵梨香という強力なパートナーがいたことだ。役者にとって、人の半生を説得力を持って演じ切ることは容易ではない。ましてや細木数子の17歳から66歳までである。戸田さんなら……と思ってスタートし、結果、期待以上の凄みを見せつけてくれた。あの稀代のトリックスターがどうして生まれたのか、彼女の芝居を通して発見することができた。最終回まで見終わった時、細木数子と戸田恵梨香という2人のモンスターの競演に圧倒されることをお約束する。


■岡野真紀子(エグゼクティブプロデューサー/Netflix)

戸田恵梨香さんは、50年にわたる数子を圧倒的な説得力で生き抜き、妖艶さとチャーミングさを同居させて観る者を惹きつけます。その凄みとエネルギーに、私自身も圧倒されました。 数子は救世主か、悪魔か―欲望に忠実で、転んでもタダでは起きない。その徹底した生き様には羨ましいほどの生命力と野生が溢れ、気づけば“もっと先を見届けたい”という欲望が掻き立てられる。心から「あっぱれ!」と叫びたくなりました。 Netflixが贈る新たなダークヒーローの誕生を、ぜひご堪能ください。

<Netflixシリーズ『俺のこと、なんか言ってた?』コメント>

■役所広司(主演)

宮藤官九郎さんの緻密で、ぶっ飛んでて、笑えて、妙に感動的な素晴らしい脚本を元に、猛暑の中スタッフ、キャストと共に楽しく撮影頑張っています。
今回、人生二度目の『俳優役』をいただきました。
撮影は年を跨ぐ長丁場になりますが、皆さんに楽しんで貰える作品になるよう最後まで頑張ります。

■宮藤官九郎(脚本)

役所広司さんが、俺の書いたしょうもない台詞にまで全身全霊を注いでくださる。
現場の磯山さんが逐一報告してくれる。「今日も最高でした」と。

脚本家にとってこんなに嬉しいことはないわけです。
俳優や脚本家に限らず、SNSのアカウントを取得している人なら誰だって承認欲求を持て余し、演じたり、盛ったり、加工したり、夜中に余計なこと呟いて自己嫌悪に陥ったりする。
しょうがない。配信されたら俺だって「誰か『俺のこと、なんか言ってた?』のこと、なんか言ってないか?」とエゴサーチするだろう。
そういう人間の厄介な性質を、否定も肯定もせずコメディとして描きました。お楽しみに。

■磯山晶(企画・プロデューサー)

ちょっとだけSF的設定がありますが、とてもストレートなヒューマンコメディです。肥大した「承認欲求」を持った還暦過ぎの男が、ある事情から人生をやり直し、生きる意味を知っていく物語です。
宮藤さんとこの企画を考え始めた時は、まさか役所広司さんがやってくれるとは思ってもみませんでした。でも今は考えれば考えるほど役所さんしかいなかったと思っています。信じられないほどいろんなことに挑戦し、いろんな顔を見せてくださり、とにかく必見の人間ドラマになりました。どうぞお楽しみに。

■岡野真紀子( エグゼクティブプロデューサー/Netflix)

脚本を拝読し、声を出して笑いながら読み進めていくうちに、気がつけば思わずほろりと涙がこぼれていました。そして主人公・高瀬川を役所広司さんが全力で演じる姿は、哀愁に満ちていて、チャーミングで、愛おしくて仕方がないのです。
人間は滑稽で、不器用で、でもだからこそ愛おしい。
最高のチームが全力で「人間」を描き切ったとき、どんな魅力的な作品が生まれるのか。今から胸の高鳴りが止まりません。

<アニメシリーズ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』コメント>

■監督:木村泰大

「スティール・ボール・ラン」は、壮大なレースを通して登場人物がそれぞれの信念を懸けて走り抜く姿を描いた物語です。そのアニメ化を監督として担えることに胸が高鳴っています。スタッフ一同も同じ思いを抱き、日々の制作に情熱を注いでいます。作品を通じて皆さんと熱を共有できる日を心待ちにしつつ、一緒にこの旅路を駆け抜けられたら嬉しいです。

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