ムロツヨシと佐藤二朗がダブル主演を務める福田雄一監督作『新解釈・幕末伝』より、市村正親の出演が発表された。幕末時代を専門に研究し“新解釈”を講義する歴史学者を演じる。

併せて、キャスト全員集結のポスタービジュアルも解禁された。

【写真】坂本龍馬(ムロツヨシ)、西郷隆盛(佐藤二朗)、桂小五郎(山田孝之)、龍馬の妻・おりょう(広瀬アリス)らキャスト集結の本ポスター

 「幕末」とは、今からおよそ150年前、江戸時代の終わりから明治時代の始まりにかけてを舞台とする、日本の歴史が大きく動いた時代の名称。その“知っているようで知らない幕末”福田雄一監督が実写映画化。教科書には載っていない、新解釈な“幕末伝”が描かれる。

 主演を務めるのは、ムロツヨシと佐藤二朗。今作では、革命の志士・坂本龍馬をムロツヨシが演じ、幕末の英雄・西郷隆盛を佐藤二朗が演じる。これまで16年間に渡り福田コメディの歴史を共に歩んできた両雄、ムロツヨシと佐藤二朗が、初のダブル主演として、福田監督作品の記念すべき劇場公開映画20本目となる幕末コメディ大作の旗を振る。

 さらに、坂本龍馬の妻・おりょうを広瀬アリス、勝海舟を渡部篤郎、岡田以蔵を岩田剛典、大久保利通を矢本悠馬、土方歳三を松山ケンイチ、三吉慎蔵を染谷将太、徳川慶喜を勝地涼、沖田総司を倉悠貴、コンセプト茶屋店員を山下美月、後藤象二郎を賀来賢人、近藤勇を小手伸也、吉田松陰を高橋克実が演じる。

 この度、幕末時代を専門に研究し“新解釈”を講義する歴史学者・小石川二郎役で、市村正親の参戦が決定。歴史学者として、知られざる江戸時代の幕末=“新解釈”を語り部として講義する多彩な表現力を兼ね備えた市村のユーモア交えて話すその語りで、幕末時代を知っている人も、知らない人も、新しい幕末をわかりやすく学べる。

 市村は「福田監督は舞台の演出もされるので、いつか一緒にお仕事したいと前々からずっと思っていました。そして今回『新解釈・幕末伝』で歴史学者としてお声がけいただいて、とても嬉しかったです」と念願が叶ったことを明かした。


 そして「『新解釈・三國志』では、大先輩の西田敏行さんが演じられていて、西田さんのようにはできないけれど、僕なりの歴史学者を演じさせていただきました。脚本は、登場人物たちの会話劇がふつうの歴史物と違いましたし、幕末のお話しを新解釈で描いているので早く観たいと思うほどでした。完成が楽しみです」と期待を寄せている。

 さらに、キャスト陣全員集結の本ポスタービジュアルも解禁。

 日本の未来を見据えている坂本龍馬(ムロツヨシ)と、西郷隆盛(佐藤二朗)を筆頭に、長州藩の志士・桂小五郎(山田孝之)、坂本龍馬の妻・おりょう(広瀬アリス)、幕末から明治時代にかけて活躍した政治家・勝海舟(渡部篤郎)ら勇ましい英雄たち、歴史学者・小石川二郎(市村正親)の姿まで、激動の時代「幕末」を生き抜く人物たちが一堂に会した、堂々たる本ポスタービジュアルとなっている。激動の時代へ向かう彼らの決意が伝わる力強い一枚に仕上がっており、圧倒的スケールの幕末コメディー大作を予感させる。

 映画『新解釈・幕末伝』は、12月19日公開。

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