水上恒司主演の映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』の主題歌が、本作のために書き下ろされたBE:FIRSTの「Stay Strong」に決まった。杉下京太郎役で出演するJUNONも作詞に参加している。
【動画】主題歌はBE:FIRST 『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』本予告
にいさとるの漫画『WIND BREAKER』を、萩原健太郎監督、政池洋佑脚本で実写映画化した本作は、ひとりぼっちだった主人公が仲間との絆を得て力強く成長していく姿を描く。
主題歌を担当するのは、本作が本格演技初挑戦で、風鈴高校のてっぺんである梅宮一(上杉柊平)を崇拝する荒くれものの杉下京太郎を演じたJUNONが所属する7人組ダンス&ボーカルグループBE:FIRST。
本作のために書き下ろされた楽曲「Stay Strong」は、自らもアーティストとして活動しながら、BE:FIRSTを生み出したプロデューサーでもあるSKY-HIと、藤井風や米津玄師をはじめとする数々の名だたるアーティストたちのプロデュースや楽曲提供を務める、音楽プロデューサーYaffleが共同プロデュース。「映画のエンドロールを飾る最後の音楽まで作品に寄り添ったものを作りたい」という思いのもと、本作の劇中音楽を担当するYaffleとSKY‐HIの初コラボレーションが実現。両者が作品から受けたインスピレーションを基にセッションを重ねて作り上げ、重低音のサウンドとラップを軸にしたメロディーが印象的な一曲に仕上がった。
また、JUNONも作詞に参加。「勝ちか負けだけが正義なんじゃない」「その先に 強さがある 守るものを見失うな」「自分を曲げるな 目を逸らすな」という作品のストーリーやメッセージを取り入れた力強い歌詞は、出演者として参加したJUNONだからこその言葉の重みを感じられ、説得力が増す。
楽曲について、JUNONは「初めて自分が出演する作品に、グループとしても携わることができてとても光栄です。さらに作詞にも携わらせていただいたのですが、自分が思う『WIND BREAKER』のイメージや主人公桜の心情などを散りばめておりますので、注目していただけたら嬉しいです」とコメントを寄せた。
本予告映像には、 “風”を効果的に映像演出へと取り入れた疾走感あふれる“ウィンドアクション”と、孤独に生きてきた主人公・桜が初めて仲間という存在を受け入れていく、心境の変化が描かれたエモいストーリー展開を濃縮。
ケンカしか取りえがなく、その外見からひとりで生きてきた桜(水上)は、風鈴高校のてっぺんを取るために街にやってきた。
桜が“防風鈴”のメンバーとぶつかり合ってばかりいた中で、頭取・兎耳山(山下幸輝)と副頭取・十亀条(濱尾ノリタカ)を筆頭とした最凶集団“獅子頭連”は防風鈴を標的として暗躍していた。彼らは、防風鈴の守る街へ乗り込み、桜を最も慕っていた楡井に大けがを負わせる。桜自身も大きなダメージを受けるが、その心にはある変化が生まれてゆく。
映像では、沖縄の街に組まれたオープンセットで俳優陣がダイナミック、かつ疾走感のあるアクションを繰り広げる様子も映し出される。そして、それぞれのキャラクターの心境が現れたセリフと共に、桜と仲間たちの距離が縮まっていく様子が映ったカットがエモーショナルに展開。守るために拳を握る男たちのアツい想いを表現するBE:FIRSTの主題歌「Stay Strong」が流れる中、ラストは桜による「この街に手出すんじゃねぇよ!」というセリフで幕を閉じる。
映像のナレーションは、アニメ版で桜の声優を務める内田雄馬が担当。桜の心情により寄り添い、息吹を吹き込んだ。
ポスタービジュアルは、これまでのビジュアル同様にグラフィティ調でデザインされたもの。大きく掲げられたコピーは“仲間と共に。
映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』は、12月5日より公開。
※JUNON(BE:FIRST)、SKY‐HI、Yaffleのコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■JUNON(BE:FIRST)
主題歌ありがとうございます!
初めて自分が出演する作品に、グループとしても携わることができてとても光栄です。
さらに作詞にも携わらせていただいたのですが、自分が思う「WIND BREAKER」のイメージや主人公桜の心情などを散りばめておりますので、注目していただけたら嬉しいです。
作品をさらに色付けできる曲になるよう、思いを込めましたので、楽曲も楽しんでいただけたら嬉しいです!
■SKY‐HI
"勝ちか負けだけが正義なんじゃない 守れ"
このラインに全てがこもっていると思っています。
正義の反対は悪ではなくまた別の正義とは良く言いますが、善も悪もそれぞれの物差しで、人間が生きる以上どうしても分かり得ぬ部分というのは存在すると思いますが、自分の大切にしているものを守るという気持ちは尊重されるべきだと思いますし、映画のように直接的なアクションでなくとも自分が自分であるために守りたいものは確かにあるよな、と、自分の背筋を見直せました。あとシンプルに友情に胸がアツくなりました笑。
■Yaffle
今回初めてBE:FIRST, SKY-HIさん達と曲作ってそのクリエイティブを優先させる姿勢のおかげで楽しく作業できました:) “ヤンキー=ロック音楽”の再解釈を裏テーマに仕上げたこの曲は、映画の防風鈴よろしく堂々と時代を切り開いていくBE:FIRSTを表象できるようなものになりました。誰かをぶん殴りたくなった時にこの曲聴いて、考え直して、ぶん殴らないようにしてください。