喜劇俳優・辻凪子の生誕三十年記念一人芝居公演『ドルフィ田イル香の偏屈なダンス』が、2026年1月に上演されることが決まった。

【写真】『ドルフィ田イル香の偏屈なダンス』キービジュアルイラストがゆるくてかわいい

 辻凪子が自身初となる一人芝居に挑戦。

記念すべき30歳の節目に贈る新作は、“イルカの人生(イルカ生)”を描いた前代未聞の疾走劇。作・演出を手がけるのは、映画『WE ARE LITTLE ZOMBIES』などの長久允。

 イルカに生まれ、人間として生きようとするメスのイルカ「ドルフィ田イル香」の数奇な運命を、辻凪子の変幻自在な演技と長久の筆がユーモアと哀愁を交えて描き出す。

 とある水族館で飼育されている1頭のメスのイルカは、毎日の厳しいイルカショーにうんざりしていた。ある夏の夜、人たらしの飼育員の勝浦さんにほだされて、彼女は水族館を去るが…。

 人間界で「人間の女」として生きることにしたイルカ(その名前がドルフィ田イル香)の愛憎にまみれた数奇な人生(イルカ生)を目に焼き付けてよ、冬。イルカが勝つか、人間が勝つか。走れドルフィ田! 君の太平洋はどこだ。そんな疾走劇を辻凪子によるちゃめっけましましの快演で届ける。合言葉は「温もりなんて、黒潮以下の下等概念ですわ」。

 各回には日替わりのゲストを招いたトークセッションも予定している。

 辻凪子は「30歳になりました。
この先、お婆ちゃんになるまで芝居を続ける為に、ひとりで舞台に立つことを決めました。長久允さんの言葉の力をお借りして、私、イルカになります。プーク人形劇場というかわいい劇場に是非お越しください」とコメント。

 作・演出の長久允は「去年突然辻さんからDMがありました。一人芝居の演出をしてほしい! ということでした。その時は戯曲が決まっていたのですが、せっかくやるならオリジナルを書かせて! と駄々を捏ねて、この物語を書き下ろさせていただきました。イルカ大好き」としている。

 チケットは11月1日10時よりローソンチケットほかにて発売される。

 辻凪子生誕三十年記念 一人芝居公演『ドルフィ田イル香の偏屈なダンス』は、2026年1月上演。

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