今江大地が主演するTBS DOCSの舞台『パイロット』が、2026年2月18~24日、赤坂 RED/THEATERにて上演されることが決まった。

【写真】魅力あふれるソロカットも! 今江大地の撮り下ろし

 終戦80年という節目の年、特攻隊をモチーフに、現代を生きる私たちに深く問いかける本作。

脚本家の津村有紀と演出家の寺本晃輔が、特攻隊員たちのインタビュー映像を織り交ぜ、単なるフィクションを超越した、戦争の切ない記憶を未来へとつなぐ。

 主演の今江大地は、特攻隊員として生きた青年・遠藤が、運命のいたずらにより2026年の「令和」の時代へタイムスリップするという難役に挑む。共演には、井出卓也、椎名鯛造、富田翔、中染雄貴、髙橋真佳把、設楽賢、石川貴一、宇佐美真仁、寺本晃輔、吉満寛人といった実力派キャストが集結した。

 命をささげることが当然とされた戦時下の価値観と、「願いはかなう」と信じられる現代の価値観。時を超えて交錯する二つの時代を生きる遠藤は、自身の夢である「映画監督」への道を追い求める意義と、「生きる」ことの真の尊さを問いかける。

 主演の今江は「自分の好きなこと、そして叶えたい夢があるってすごく幸せなことで、自分に正直に生きることが楽しいに繋がると信じています。この作品と通ずるものがあると感じているので、出演できることがとても嬉しいです」とコメント。

 脚本・プロデュースの津村有紀は「夢を追うことは、楽しいですが、苦しいです。この物語の原作を書いたのは、10年ほど前。やりたいことと現実の間で悩んでいた頃。戦時下でさえ、人々の心には多くの夢があったはず。時代が変わっても、思いは普遍ではないでしょうか。
10年の時を経て、PCの中で眠っていた夢が花開くのが毎日楽しみです」とコメント。

 演出の寺本晃輔は「戦後80年が経ち、こうして演劇ができる今を尊びながら、百戦錬磨のキャストとスタッフの力を借りて、脚本家が紡ぐ大きな物語に立ち向かっていこうと思います」としている。

 舞台『パイロット』は、2026年2月18~24日、赤坂RED/THEATERにて上演。

※コメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■今江大地

初めまして、今江大地と申します。自分の好きなこと、そして叶えたい夢があるってすごく幸せなことで、自分に正直に生きることが楽しいに繋がると信じています。この作品と通ずるものがあると感じているので、出演できることがとても嬉しいです。

■井出卓也

「自由」という言葉は、いつの時代も人の心を照らす光のように輝いてきました。
けれど、何の枠もなく、誰もが思うままに生きられたとしてそれは本当に幸せなのか。
戦時中に限らず、現代にも見えない枷は存在します。
台本を読んで、改めて僕の考えた「自由」とは、“選択できること”。
その一つひとつの選択にこそ、人の生き方が映るのだと思います。

遠藤、そして僕が演じる田中がどんな「選択」をするのか。
ぜひ劇場で感じてください。

■椎名鯛造

初めまして椎名鯛造です。今回の作品は題材に『戦争』という歴史が織り込まれていますが『夢』も題材となっています。あの時代、夢の為に生きる事すら出来なかった方達がいた中、令和の世の中はある程度自由に夢を追いかけられます。僕も役者を夢見て上京してきた一人です。過去への感謝と観劇してくださる皆様へ感謝を込めつつ板の上からお届けします。演劇というエンタメで過去を忘れずに「もしも」の世界観を楽しんでいただけたらと思います。皆様の心に残る作品になりますように。

■富田翔

今回、南役を務めます、富田翔です。
登場人物の生き様や想いを通して
当たり前ではない今というものを
改めて考えられる作品。
どう具現化されていくか自分自身も楽しみに、
皆様に様々な想いを届けられるよう
しっかりと準備して臨みます。

劇場でお会い出来るのを楽しみにしています。

■吉満寛人

うだつの上がらない昭和のおじさん、飄々としてるけど心のどこかで焦りを感じている…。
私の演じる高橋は結構私と重なる部分があるような…。
皆さんに楽しんで頂けるよう精一杯演じます。お楽しみに!!

■津村有紀(脚本・プロデュース)

夢を追うことは、楽しいですが、苦しいです。
この物語の原作を書いたのは、10年ほど前。
やりたいことと現実の間で悩んでいた頃。
戦時下でさえ、人々の心には多くの夢があったはず。
時代が変わっても、思いは普遍ではないでしょうか。
10年の時を経て、PCの中で眠っていた夢が花開くのが毎日楽しみです。
お客様の心に何かが灯せる作品を届けられますように。

■寺本晃輔(演出)

僕が今一緒に作品を作りたいと思っていたみなさんにご出演いただけることになりました。

戦後80年が経ち、こうして演劇ができる今を尊びながら、百戦錬磨のキャストとスタッフの力を借りて、脚本家が紡ぐ大きな物語に立ち向かっていこうと思います。ぜひ劇場でお待ちしております。

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