アニメ映画『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』の主題歌が、SUPER BEAVER書き下ろしの「燦然(さんぜん)」に決定。原作者の空知英秋が「スーパーアドバイザーゴリラ」に就任することが発表された。

併せて、本予告&本ポスターが解禁。2026年1月2日にテレ東系にて映画『銀魂 THE FINAL』が地上波初放送されることも発表された。

【動画】SUPER BEAVER書き下ろし主題歌「燦然」が力強く響き渡る! 映画『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』本予告

 本作は、大人気漫画『銀魂』の最も熱い珠玉の名エピソード「吉原炎上篇」を完全新作アニメとして映画化。圧巻のアクションと熱いドラマを、新エピソードとともに大スクリーンのシネマスコープサイズで描く。

 このたび、親子の絆をまもるため、銀時たちが巨大な闇に立ち向かう姿を捉えた本予告と劇場本ポスターが解禁。

 銀時が「まるで陽の光を恐れてるみてェだ」と語る、欲望渦巻く陽の当たらない常夜の街で、吉原の頂点に君臨する花魁・日輪(ひのわ)、彼女を“母”だと信じる少年・晴太(せいた)、さらに吉原の番人・月詠(つくよ)など、物語のキーパーソンとなる面々が続々と登場。さらに、神楽の兄・神威(かむい)、阿伏兎(あぶと)、吉原を支配する“夜王”鳳仙(ほうせん)との死闘が次々と映し出される。戦闘民族・夜兎族(やとぞく)の中でも圧倒的な強さを誇る鳳仙は、ここ吉原の利権をすべて掌握し、莫大な金と権力を欲しいままにしているのだ。

 銀時の「さあ!楽しいパーチーの始まりだ!」という叫びとともに、SUPER BEAVERが本作のために書き下ろした主題歌「燦然」が力強く響き渡り、戦いの炎に彩られた吉原が一層鮮烈に浮かび上がると、新八・神楽が阿伏兎に挑む一瞬たりとも目が離せない緊迫のアクションシーンや、原作では本エピソードに登場しなかった桂小太郎、そして近藤勲、土方十四郎、沖田総悟、山崎退ら真選組の姿も。「一目でいいから母ちゃんに会いたい」―少年の小さな願いを叶えるため、そして希望の光を取り戻すため、銀時と仲間たちの壮絶な戦いが幕を開ける。

 「明けねェ夜なんざこの世にゃねェ。夜の王は日の出とともにおネンネしやがれェェェェェ!!!」―銀時の咆哮が、夜の闇を切り裂く。
ラストでは、頭にクナイを刺したまま登場する銀時に、新八がツッコみ続けるおなじみの掛け合いもさく裂。激しいバトルと魂のぶつかり合い、劇場版ならではのスケールと新たなドラマが垣間見え、笑って泣いて熱くなる、銀魂ワールド全開の予告が完成した。

 「闇を、ぶったぎれ」―銀時たちの確固たる意思を体現する劇場本ポスターでは、大炎上する吉原桃源郷を背に、闇を切り裂くかのように木刀を振りかざす銀時・新八・神楽の姿が力強く描き出される。背後には不敵な笑みを浮かべる鳳仙、神威、阿伏兎の姿も重なり合い、迫り来る脅威と壮絶な戦いの行方を予感。さらに、土方・沖田をはじめとした真選組の姿や、インパクト抜群の“花魁姿のエリザベス”も登場。本作の熱量とスケールを一目で感じさせる迫力満点の本ポスタービジュアルに仕上がった。

 主題歌を書き下ろしたSUPER BEAVERは「人が人を想う気持ちや、意地を張りたいと思う理由。例えば飄々とした銀さんのその心の奥底にあり続ける信念の背景。表面を一見しただけでは解り得ない、ひとりひとりの心を、歌にできたらと思いました。『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』に携われて光栄です。『燦然』という楽曲がこの映画を盛り上げる一端を担えたら幸いです」とコメントしている。

 また、本作の公開を記念して、2021年公開の映画『銀魂 THE FINAL』が、テレ東ほかにて2026年1月2日24時45分ほかにて地上波初放送されることが決定。
テレ東系、テレビ和歌山にて2026年1月2日24時45分、びわ湖放送にて同年1月3日15時放送。

 また、テレビアニメ版「吉原炎上篇」で監修を務めた、アニメ『銀魂』初代監督・高松信司と、「吉原炎上篇」で監督を、そして本作では監修を担当するアニメ『銀魂』二代目監督・藤田陽一からも応援コメントが到着した。

 そして、今回解禁となった本ポスタービジュアルを使用したムビチケカード第2弾が、あす12月21日より発売開始。

 さらに、『銀魂』原作史上最も熱い珠玉の名エピソード・吉原炎上篇が完全新作アニメとして映画化し、圧巻のアクションと熱いドラマを、新エピソードで描く「新」劇場版の公式ノベライズが、映画公開日2026年2月13日より発売されることが決定。メインビジュアルなどのピンナップに加え、空知英秋描き下ろしビジュアルを使用した「大炎上スペシャル大判ステッカー」付きとなる。

 アニメ映画『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』は、2026年2月13日より全国公開。

 アニメ『銀魂』初代監督・高松信司、二代目監督・藤田陽一のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■高松信司

かれこれ20年前、海の物とも山の物ともつかぬ得体の知れないアニメとして始まった『銀魂』は、低視聴率による枠の移動、数々の苦情やお叱り、そして打ち切りと再開を繰り返しているうちに、いつしかこんな立派なコンテンツになったのですね。私は、監督、監修、音響監督と役職を変えつつ『銀魂』を見守って来ましたが、今回初めて一観客として新しい『銀魂』を見ることになりました。どんな『新生・銀魂』を見せてくれるのか、今からワクワクがとまりません。期待しています!

■藤田陽一

テレビシリーズの「吉原炎上篇」からもう16 年くらい経ってるんでしたっけ? そりゃリメイクもされますよね。あの頃から格段に撮影技術が進化してますし、アニメーションに求められる密度が変わってますもんね。
あとタイトル以外は別に吉原が炎上してませんでしたしね。その辺りが安藤監督の手によってどの様にパワーアップするのか楽しみにしてます。

編集部おすすめ