映画『国宝』が、第98回アカデミー賞(R)のメイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされた。同賞のノミネートは日本映画初となる。

併せて、李相日監督、スタッフから喜びのコメントが到着した。

【写真】米・ロサンゼルスで行われたアカデミー協会公式イベントBake Offに参加したヘアメイクチーム

 日本で1月18日までの227日間で観客動員1370万人、興行収入193億円を突破した本作は、国内の多数の映画賞を席巻。数々の映画賞にノミネートされ、50以上の受賞をする快挙を成し遂げ、アメリカで開催される世界最高峰の映画賞「第98回アカデミー賞」へのノミネートが有力視されていた。

 そしてこのたび、第98回アカデミー賞において本作が日本映画初となる「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」にノミネートされた。同賞で日本映画の受賞はなく、今回初めてのノミネートとなる。

 映画芸術科学アカデミーが主催し、世界で最も有名な映画賞であるアカデミー賞。その中でも、メイクアップ&ヘアスタイリング賞は、映画でのメイクアップとヘアスタイリングの技術を称える部門で、2018年『ウイストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』、2020年『スキャンダル』で日本出身のカズ・ヒロ氏が受賞したことでも知られている。

 メイクアップ&ヘアスタイリング部門のノミネートのために、『国宝』ヘアメイクチームは、現地時間1月10日に米・ロサンゼルスで行われたアカデミー協会公式イベントBake Offに参加。イベントでは、『国宝』の50年に渡る人物像の作り方や、歌舞伎の鬘や白塗りの歴史などについて、現地の映画業界に携わる方々に語り、大きな反響を得た。

 第98回アカデミー賞授賞式は、現地時間3月15日に米・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催される。

 李相日監督は「この映画は、当初の予想を遥かに超えて逞しく育った。その美しさは、アメリカをはじめ世界の人々までを魅了し、我々に大いなる驚きと喜びを与えてくれた。
中でもオスカーのノミネートは格別で、最上の喜びだ。なんて親孝行な子なんだろう。生まれてくれてありがとう」とコメント。

 豊川京子(ヘアメイク)、日比野直美(歌舞伎メイク)、西松忠(歌舞伎床山)は「アメリカのアカデミー賞にノミネートされた事は本当に喜ばしい限りです。他作品のヘア&メイキャップがとても素晴らしかったのでノミネートされた事は素晴らしいです。この映画には欠かせない歌舞伎シーンでの白塗りのメイク、歌舞伎かつらが評価された事を喜ばしく思います。そして50年間の人生の流れの表現も評価して頂けた事がとても嬉しいです。この作品に携われた事を幸せに思います。監督、プロデューサー、全スタッフ、そしてキャストの皆様に感謝致します。ありがとうございました」と言葉を寄せている。

 映画『国宝』は公開中。

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