内野聖陽が主演する舞台『リア王 -King Lear-』が、9月21日~10月4日、東京芸術劇場プレイハウスで上演されることが決まった。

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 内野は同劇場で、同じくシェイクスピア四大悲劇の『ハムレット』を2017年に演じた。

シェイクスピアの主人公の中でも最も聡明な、全てを知りつつ破滅する若いハムレットを48歳で演じ、いま58歳にして、最も愚かで無知なまま滅びていく老境のリア王を演じる。

 四大悲劇の『ハムレット』は“復讐(ふくしゅう)”、『オセロー』は“嫉妬”、『マクベス』は“裏切り”をモチーフとしているが、『リア王』は“老い”を描く。今回、内野と組んでこの作品に挑むのは、演出家の森新太郎。内野とは、『THE BIG FERRAH』『東海道四谷怪談』に続く三度目のタッグとなる。

 内野は「なぜいま『リア王』を演じるか?それは、自分が納得いくリアという作品を見てみたいからです。17世紀のシェイクスピアの時代も21世紀の現在も、人間ってのは大して成長してないなということ。そして、非常事態の中で見せる人間の本音の絡み合いは、やはりワクワクするものがあること。そういう作り手のワクワク感をお届けしたいのと、やはり、創作過程で自分たちが思いもよらなかった景色が見えて来たら最高だなと思っています。何よりリアという作品を、今、初老の段階に入っている自分なら、どう演じるのかをみてみたいという感覚があります」とコメント。

 森は「リアという一人の王の破滅だけでなく、一つの世界秩序がいとも簡単に、凄まじいスピードで崩壊する様を描けたらと考えています。人間をこうまで無知無力、虫けら同然だと感じさせるシェイクスピア作品を私は他に知りません。新時代への希望などほとんど……あるいはまったく謳われていない終幕だからこそ、この劇がいま必要なのだと思う次第です」としている。


 舞台『リア王 ‐King Lear‐』は、東京芸術劇場プレイハウスにて9月21日~10月3日上演予定。ほか、新潟、愛知、兵庫、岡山、福岡公演あり。

※コメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■主演 内野聖陽

なぜいま「リア王」を演じるか? それは、自分が納得いくリアという作品を見てみたいからです。17世紀のシェイクスピアの時代も21世紀の現在も、人間ってのは大して成長してないなということ。そして、非常事態の中で見せる人間の本音の絡み合いは、やはりワクワクするものがあること。そういう作り手のワクワク感をお届けしたいのと、やはり、創作過程で自分たちが思いもよらなかった景色が見えて来たら最高だなと思っています。何よりリアという作品を、今、初老の段階に入っている自分なら、どう演じるのかをみてみたいという感覚があります。

この企画を立ち上げた時はこんなにも『リア王』ラッシュが続くとは思いもよりませんでした。『リア王』には現代に生きる我々が直面している問題が多いからなのではと思ってます。国のトップの覇権争い、親子・血縁・側近のディスコミュニケーション、そして、老いや健康寿命の問題などなど…またリアかよと思われるかもしれませんが、森新太郎演出のリアは、絶対に面白くなる予感がします。

まずはテキストを深く掘り下げて内野ならではの感性でリアを自由に羽ばたかせたい。
そして才能ある共演者の皆様とのセッションで面白い景色を沢山発見したいです。 森新太郎さんという現代演劇の気鋭の才能に、演者としてたくさん提示して創造的なセッションが沢山出来れば、きっといい結果が生まれると信じてます。

ご期待ください。

■演出 森新太郎

リアという一人の王の破滅だけでなく、一つの世界秩序がいとも簡単に、凄まじいスピードで崩壊する様を描けたらと考えています。人間をこうまで無知無力、虫けら同然だと感じさせるシェイクスピア作品を私は他に知りません。新時代への希望などほとんど……あるいはまったく謳われていない終幕だからこそ、この劇がいま必要なのだと思う次第です。魂の俳優・内野聖陽さんと共に、“リア王の荒野”に力強く分け入っていきたい。

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