25日、「新しい靴を買わなくちゃ」の完成披露会見が行われ、出演者の中山美穂、向井理、桐谷美玲、綾野剛と脚本・監督の北川悦吏子、プロデュースの岩井俊二が参加した。
向井は緊張、綾野はしどろもどろ?豪華キャストが登壇した「新しい靴を買わなくちゃ」完成披露会見の様子
「新しい靴を買わなくちゃ」はパリが舞台。
自らの生き方に疑問を感じているカメラマン・セン(向井)と、悲しい過去を乗り越えてパリで1人生きるエディター・アオイ(中山)の3日間のラブストーリーだ。数々の連ドラでヒットを飛ばした脚本家の北川悦吏子が監督も行い、岩井俊二がバックアップするという豪華な体制となった。

実際にパリでの生活が7年目を迎える中山は、「パリといっても撮影の現場は異次元でしたが、出来上がった作品を見て自分がパリの風景の中にいる姿を見ると、不思議な感じがしました」と感慨深げ。リコーのCM同様にカメラを構える姿が決まっていた向井は、前職で身につけた料理の腕前も見せたが、「パリには10日間しかいられませんでしたが、毎日天気が良く、晴れている印象しかありませんでした。中山さんは結構おっちょこちょいで、一緒に撮影をする中で、今までのイメージからだんだんアオイさんになっていきました」と、大先輩の可愛い一面も発見した様子だ。

恋人のカンゴ(綾野)を追いかけてパリに向かったセンの妹・スズメ役の桐谷は、「台本はありましたが、プラスアルファでやれることがないかと、カンゴとスズメとしてその場で思いついた会話を綾野くんとやりました。カンゴが綾野くんでとても良かったです」と、長回しのアドリブの裏話を披露。綾野も「特別何をしようということはありませんでしたが、人がいたら喋るような日常の会話です。スズメが美玲ちゃんで良かったなと改めて思いました」と謙遜した。

フォトセッション時には、中山と桐谷がそれぞれ向井と綾野に手を借りて「新しい靴」に履き替えることに。綾野は「いきなり、人前で人に靴を履かせて…でも、靴とか贈ってみたいですね」としどろもどろ。向井も「僕だったらここで靴の着脱は難しいですが、中学・高校でサッカーをやっていたので新しいスパイクを買う気持ちで…ぜんぜん違うことを言っていますね」と、不慣れな作業に緊張気味だった。


映画「新しい靴を買わなくちゃ」は、10月6日より全国公開
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