伊藤英明、KENTAらが登壇!「悪の教典」完成披露舞台挨拶の様子
「悪の教典」は「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」で1位を獲得した貴志祐介の同名小説を実写映画化。
まず、脚本を読んだ感想をKENTAは「衝撃をうけました。今までになかったストーリーで、不安もあったけれど、映画になったら『絶対面白いものになる!』という気持ちになった」と一気に語った。
KENTAは、米大リーガー投手として大活躍中のダルビッシュ有の弟、あえてダルビッシュという名字なしでデビューした理由を問うと「今後僕が頑張って、KENTAという名前が知られてきたときに、KENTAってダルビッシュ有の弟なんだって…って言われたいかなって…」とお茶目な笑顔で答えた。
役へのアプローチの前にダイエットしたというKENTA、朝のランニングと食事制限で、一週間で5キロも減量したというから驚きだ。目的のためにまい進する強い意志の持ち主であることがわかる。自身の役、高校生の蓼沼将大については「荒い印象。人付き合いもヘタ、暴力的で、キレやすいタイプ」と分析する。自身は「ぼくは、性格はおだやかですよ」といたずらっ子のようにほほえみ、「似ているところもあるので演じやすかった」と感想を素直に語った。
俳優になることで周りからの反対は無かったというKENTA。父親からは「自分で決めたら、あとはその場に立つだけ。やるもやらないも自分次第。うまくいかなかったとしても自分のせいで、まだ足りないということだ。そういう考えでやれ」という愛情のこもったアドバイスをもらったことを明かした。そして兄のダルビッシュ有はというと、「兄は、干渉してこない」と言いつつ「気にはしてるみたいで、時々『どうなの?』と聞いてくる。頑張っていることを伝えると、『そうなんだ。ふ~ん。』とそっけない返事をするけれど、「あとで親に連絡して聞いているみたい」と兄弟間の絆が感じられるエピソードを披露した。
KENTAは俳優としてはまだスタートラインに立ったばかり。それでも「この仕事はうまくいかないことが多い。
今作で共演した伊藤英明については「伊藤さんはとにかく俳優として別格でした。人付き合いもうまいし、優しいし、僕には『自然にやれ! 普段やることを普通にやれ!』とアドバイスしてくれました。『若いんだから何度でも失敗しろ!』とみんなの前で言ってくれて、うれしかったし、共演できて楽しかった」と振り返った。伊藤の俳優としての姿勢を絶賛。伊藤との共演はKENTAにとって大きな刺激になったようだ。
俳優としての今後は「しゃべるのが好きなので、活動の場は広げて行きたい。今はうまくいかないことも演じることも楽しい。いつか英語をしゃべる役や蓮実のような役もやってみたい。そこでしかやれない役をやってみたい。楽しみは尽きない」と30年先、40年先の俳優としての自分の成長を楽しみにしているようだ。作品ごとに印象をまったく違うものにする俳優は珍しくないが、これからもいろんな役に挑戦して輝き続けて欲しい。
「『悪の教典』は序章から観ていただければ、よりいっそう楽しめると思います。公開されてからの反響が楽しみです」とメッセージを残したKENTA。同作は日本映画界にかつてない衝撃をもたらす作品になることを予感させる。
また、パフォーマンスグループEXILEから誕生した派生ユニット・THE SECOND from EXILEのデビュー曲「THINK ‘BOUT IT!」が、11月10日公開の映画「悪の教典」の主題歌に決定している。
「悪の教典―序章―」はdマーケットVIDEOストアpowerd by BeeTVにて10月15日より毎週月曜日更新(1話約30分全4話)
DVD「悪の教典―序章―」は10月19日セル&レンタル同時リリース
映画「悪の教典」は11月10日より全国公開