生田斗真、約3年半ぶりにフジテレビ連ドラに主演 ヒロインに真木よう子 「遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~」
ヒョウ柄ファションにソバージュヘアで昭和の不良を熱演する成海に中村は「まさにマブいって感じで、非行の頂点に行ったときの姿は似合っていて、説得力がある」と大絶賛。そんな成海は「セリフが『シンナー大好き!』と叫ぶところと『離せよ!』しかない日もあって、悲しくなりました」と作品のハードさをにじませ、高島も「雅俊さんが『高島さん、璃子ちゃんが怖いんだよぉ』って言ってました」と、先輩俳優をもビビらせる成海の熱演を明かした。
ある日突然不良になった娘との葛藤の日々を綴った、穂積による1982年出版の「積木くずし 親と子の二百日戦争」は300万部を超える大ベストセラーとなり、ドラマや映画が製作されるなど社会ブームと化した。今回の「最終章」は、今年3月に「積木」シリーズ総括として穂積が執筆した手記を原作に、夫・信幸(中村)が灯(成海)の出生の秘密までもが綴られた美希子(高島)の遺書ノートを発見したことによって、もう一つの「積木くずし」の闇があぶりだされる様を描く。娘と親の葛藤ではなく夫婦の物語を核に、これまで語られることのなかった美希子のモデルである美千子さんの壮絶な姿や、愛という普遍の観念に対しての問題提起が内包されるという。
穂積とはデビュー作での共演以来の付き合いという中村は「穂積さんを見てきた自分がご本人を演じるというのは不思議な感覚」と感慨もひとしお。平成生まれの成海は「昭和を知らないので雰囲気がピンとこなかったけれど、知らないことをやるのは面白い。現代でやるような作品にはない暴れ方やセリフもあって新鮮」と目を輝かせる。劇中ではそれぞれがキャラクターの人生を演じるが、成海は「私の役はグレて更正してグレての繰り返しなので、その日のメイクによって『今日はグレるんだ』とわかるくらい。外見の変化で気持ちも変わっていける」と自信を覗かせる。高島は「一人の長い月日を演じるのはやり甲斐もあって、苦労よりも楽しさがある。でも若い頃をやると妙にテンションが上がるのが不思議」と話している。
フジテレビ系「2夜連続スペシャルドラマ 積木くずし 最終章」は11月23日、24日午後9時より放送