「トンイ」のチ・ジニ、「花より男子~Boys Over Flowers」のク・ヘソンの豪華二大スター主演で贈る、フライト・ラブストーリー「お願い、キャプテン」。日本でのDVDリリースに合わせて主演のチ・ジニとヒロインに恋する管制官の若きチーフ役のイ・チョニが来日。
本作の撮影秘話や自身のプライベートな趣味についてたっぷりインタビューに応えてくれた。

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 「お願い、キャプテン」は、航空業界を舞台に、新米女性パイロットと完全主義者のカリスマ・パイロットとの切ない恋と、2人を巡るさまざまな人々の葛藤を交えて描く愛と感動のラブストーリー。

 本作はラブストーリーのほか、新米副機長のヒロインが“機長”を目指す成長物語でもある。ヒロインが“副機長”という設定について、チ・ジニは「韓国では、女性は色々な分野で仕事に就いています。ですがかつては、そのようなことは難しかったですし、今でもまだまだだと思っています」と前置きし、「女性が機長を目指すという設定はとてもよかったと思います。女性もどんどん社会に出て活躍すべきだと思っているので」と語る。また、本作の撮影に入る前に韓国で一番最初にパイロットになったという女性に、会いに行ったことを明かす。「お会いして歴史というものを感じましたね。この方が機長になった当時は今よりも苦労したのだろうなとも思いましたね。でも、彼女のような先駆者となる方がいたからこそ、今も女性機長として活躍できる人がいるわけで…」と感慨深い様子。

 イ・チョニ演じるカン・ドンス役は古い機械の収集や組み立て、アマチュア無線が趣味という管制官の若きチーフ、ドンス役。役作りについてイ・チョニは「自分自身を役柄であるドンスに近づけていこうと考えましたね」と告白する。
「例えば、台本には書いていなかったのだけど、いつも飴をくわえている設定にしてみたり、歩いている時に動物に話しかけてみたり、無線機を使っているときはあたかも無線機に話しかけているように言ってみたりね(笑)」と“ドンス”という人物について考えたという。ゆえに「このドラマを見た人が、“ドンス”と“イ・チョニ”がカブって見えるかもしれないし、見えないかもしれない。いずれにしても僕は楽しんで撮影に取り組んでいたよ」とのことだ。

 また、イ・チョニ自身も“ドンス”と似ているところは多いと明かす。「劇中でドンスの部屋が出てくるんですけど、最初にその部屋を見たとき、自分が欲しいなと思うものがいっぱい置いてあったんです。フィギュアとか飛行機のプラモデルとか無線機とか…。僕自身、フィギュアとかプラモデルとか好きで、自分で作るのも好きなのです」と明かす。

 今回、チ・ジニはカリスマ・パイロット役ということでビシっとキメた制服姿がとても印象的。誰もが憧れるであろう“制服”について「制服姿は良かったなって思いますね」と振り返る。「僕は今まで一度も制服を着たことがなかったから、男性にしろ女性にしろ制服を着ると素敵に見えますよね」と自身の意外なエピソードを告白し“制服”についての憧れを述懐する。

 このインタビュー中も、イ・チョニは自身の趣味について触れていたが、実はチ・ジニとイ・チョニの二人は共にフィギュアやレゴが趣味。最後に彼らの趣味について聞いてみると

 「レゴのミッキーマウスシリーズが好きですね。
フィギュアは自分の好きなものを集めています。でも、もっぱらレゴのほうですね(笑)。車なども集めていますが、レゴシティが好きで中世のホテルなどを集めていますね」とイ・チョニ。

 チ・ジニのほうはかなり本格的。「マジンガーZなどの超合金シリーズは発売されたら買いますね。今年や来年は新しいものが発売されるので既に予約済みです(笑)。あとはレプリカも好きでね。精巧に縮尺とかまでわかる模型の車が好きで虫眼鏡で見てます。それとレゴはスターウォーズシリーズが好きなのですが、それ以外にも比較的大きいサイズのものが好きで、エッフェル塔やタワーブリッジなどは新しいのが出たら買い足しています。あとはレアアイテムで“可愛いな、綺麗だな”と思ったものや、車のミニバンやキャンピングカー、それと回転木馬とか…その程度です(笑)」と満面の笑みでかなり饒舌に語る。

 そして最後に「永井豪さんのところに尋ねて行ってお会いしたこともありますよ」と自慢げに明かした。(取材・文・写真:鈴木沙織)

 「お願い、キャプテン」<ノーカット完全版>コレクターズ・ボックス1&2 発売中 各16,800円(税込)
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