人気子役の芦田愛菜が27日、都内で行われた映画「ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~」試写会で、本作PRのために来日した子役のクヮヴェンジャネ・ウォレスと対面。花束ゲストとして登場した芦田は、今夏公開のギレルモ・デル・トロ監督のアメリカ映画「パシフィック・リム」でハリウッド進出を果たしているだけに「桜が満開で、とても綺麗です。
日本滞在を楽しんで」と英語で挨拶。その流ちょうな英語にウォレスは「ワオ……ワオ!」と目を大きく見開きながら驚いていた。

<フォト>天才子役から天才子役へハッピのプレゼント

 本年度アカデミー賞で主要4部門にノミネートされた本作。世界で一番美しい場所・通称「バスタブ」に住む6歳の少女ハッシュパピー(ウォレス)が、100年に一度の大嵐にもめげず、余命わずかな父親とともに懸命に生きようとする姿を描く。この日は、日本アカデミー賞新人俳優賞を最年少の7歳で受賞した芦田と、米アカデミー賞主演女優賞に史上最年少の9歳でノミネートされたウォレスの、日米アカデミー賞最年少女優の共演が実現した。

 芦田は、ウォレスから「毎日プレイせずにはいられないゲームは何ですか?」と聞かれると「学校では、縄跳びとか鬼ごっこをしています」と満面の笑みで、ウォレスも「それ私も大好き!毎日学校でやっているわ」と年齢が近いだけに早くも意気投合。また芦田は「映画の撮影はどうでしたか? 大変だった?」と興味津々で、ウォレスから「そんなに大変じゃないわ。現場では監督がよく遊ばせてくれたから」と答えを得ると、自らも「大変な時もあるけれど、楽しい」と共感を寄せていた。

 最年少でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたウォレスだが「それがどんなものかわからなかったし、“オスカー”って誰のこと? と思っていたわ」と笑わせ「今ではオスカー像をゴールデン・マンと呼ぶようにしているの」と楽しそう。本作のオーディションを受けたときは5歳だったそうで「最終的に演じてほしいと連絡を受けたときは、エキサイティングでクレイジーな瞬間だったわ」と役を勝ち取った瞬間を興奮気味に振り返った。タイトルにちなんで芦田から“ハッピ”がプレゼントされると、ウォレスは「最高に気に入った!」と上機嫌に体をくねらせていた。

 映画「ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~」は4月20日より、シネマライズほかにて全国公開
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