『クローズ』劇場版シリーズ最新作『クローズEXPLODE(エクスプロード)』の製作発表が都内にて行われ、出演者の東出昌大、早乙女太一、勝地涼、岩田剛典(三代目J Soul Brothers)、ELLY(三代目J Soul Brothers)、KENZO(DA PUMP)、やべきょうすけ、永山絢斗、柳楽優弥、そしてプロデューサーの山本又一朗氏と豊田利晃監督が出席して、意気込みを熱く語った。

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 本作は、累計発行部数4500万部を超える高橋ヒロシの不良漫画『クローズ』の映画化。
過去に『クローズZERO』(07)、『クローズZERO II』(09)として映画化されており、再び、熱きワルメンたちがスクリーンに戻ってくる。サブタイトルのEXPLODE(エクスプロード)は爆発という意味で、『クローズ』のさらなる飛躍を祈ってつけられたという。

 「THE “COMING OF AGE”PARTY」と名づけられた本イベントで、出演者たちは『クローズ』の代名詞ともいえる学ラン姿で登場、新生ワルメンたちはクローズランウェイからひとりずつ颯爽と登場した。

 今作で主人公に抜擢された東出は、映画『桐島、部活やめるってよ』で日本アカデミー新人俳優賞を受賞。NHK朝の連続ドラマ『ごちそうさん』のヒロインの相手役を務めるなど今最も注目される若手俳優の一人だ。東出は、初主演のプレッシャーの中、「最初にオファーをもらった時は『オレ!?』と思ったけれど、監督にお会いして話を聞くうちに、やりたい! やるしかない! と思い、とにかく監督についていこうと決めて、乗り切った」と手ごたえを感じている様子で、充実感いっぱいの表情をみせた。

 新入生で、暴力のエリート・加賀美役を演じた早乙女は「すごく刺激があったし、楽しかった」と撮影を振り返った。勝地は、お調子者だけれど頭の切れる役で、現場でもアドリブを連発したことを明かし、「殴った後にとにかく何かしゃべるというキャラをやべさんのアドバイスもあって作り上げた」と充実の笑顔をみせた。勝地は『クローズZERO』で主演した小栗旬と仲が良く、役作りのために小栗に『クローズ』の漫画を借りにいったという。そして小栗から「漫画のなかにヒントがある」とアドバイスをもらったことを明かした。

 柳楽は「クランクインからクランクアップまで、鈴蘭の王・強羅のオーラが、ちゃんと出せるか考えていた」と不安をのぞかせたが、周りの共演者たちから「ちゃんと、オーラ出ていたよ」と称賛され、ほっとした笑顔を見せていた。鈴蘭高校の最大派閥のリーダーを演じた柳楽の豹変振りに注目。


 2ヵ月に渡る兵庫県でのロケを振り返り、豊田監督は「若い役者がやりたいように、ハジけてくれれば、それを僕が捕まえるという感じだった」と撮影を懐述。『クローズ』シリーズ全作に続投しているやべは「演じる役者たちの思いを組んでくれて、足りない部分を足してくれた」と監督の演出振りを称賛した。監督は「生き様の強い、気合が入った奴をそろえた。単なるイケメンではなく、背中に背景がある奴をそろえた」とキャスティングに自信たっぷりの様子。昨日クランクアップしたという本作、編集後の公開に期待が高まる。

 映画『クローズEXPLODE(エクスプロード)』は2014年公開。
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