子供たちが突然、大人たちを殺し始めた…。1977年の日本公開から36年、幻のスパニッシュ・ホラーをリメイクした『ザ・チャイルド』のトラウマ度MAXとなる衝撃の予告編が解禁された。


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 『ザ・チャイルド』は、1976年に製作された『WHO CAN KILL A CHILD?(原題)』(意味:誰が子供を殺せるというのか?)のリメイク作品。公開当時、スペイン産のホラー映画という珍しさに加えて、ショッキングな映像・ストーリーが観る者を魅了し、“オカルト・ホラー”の元祖としての位置を確立。熱烈なファンの偏愛を受けつつ、今に至っている。

 公開された予告編では、旅行のためスペイン沖の孤島に到着した新婚カップル、フランシスとベスの仲睦まじいシーンから始まる。しかし、それに対比するかのように徐々に恐怖感漂う映像に変わっていく。人の気配だけが漂うホテル、大人の姿が一切見えず、島で見かける子供たちの様子がおかしいこと…。そして、フランシスが見てしまい恐怖に慄く、子供たちが老人を縛り上げ、なぶり殺しにするシーンなど、予告編だけでもトラウマ度MAXの映像となっている。

 新婚カップルのフランシスとベスは、休暇を利用してスペインの沖にある孤島への旅を計画する。ベスは子供を身ごもっており、子供が生まれる前に二人だけでの旅行に出る計画だったのだ。島に到着したフランシスとべスだが、奇妙なことにそこには子供しかおらず、大人の姿が一切見えない。不安を隠せないべスに、フランシスは心配することはないと告げるが、場所をホテルに移動しても誰一人として大人が現れないことに徐々に二人の不安はつのる。そして、ようやく一人の老人を目撃するが、その老人は笑いながら駆けて来た少女によって殴り殺されるのだった…。


  暗くて不気味な余韻と、破壊力抜群の後味の悪さを残す絶望のラストに戦慄する、トラウマ度MAXの『ザ・チャイルド』は、5月11日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか、全国順次公開。※R-15指定
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