2012年サンダンス映画祭で初上映されるや失神者が続出し、数々の映画祭でホラーファンの話題を独占してきた『V/H/S シンドローム』(原題:V/H/S)の日本公開が決定した。製作にはホラーサイトとして有名な「Bloody Disgusting」が満を持して参加している。


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 『V/H/S シンドローム』は、ジャンル・フィルムメーカーとして世界を牽引していく新世代ホラー監督が集結している。参加する監督は以下の6人。

 イーライ・ロス監督に才能を見出された『キャビン・フィーバー2(未)』のタイ・ウェスト、マスクをつけた謎のグループが一家を襲撃する『You’re Next(原題)』で注目を浴びている新鋭アダム・ウィンガード、新感覚ホラー『地球最後の男たち THE SIGNAL(未)』が高い評価を得ているデヴィッド・ブルックナー、『ステイク・ランド 戦いの旅路(未)』のVFXを担当しクオリティの高さを見せつけたグレン・マクエイド、常に新しい映像表現に挑戦している映画祭の常連ジョー・スワンバーグ、そしてYouTubeから火が付いた映像制作グループのラジオ・サイレンスが本作で初めてホラー映画界に名乗りをあげた。

 ある人物に雇われ、1本のビデオテープを盗むという奇妙な依頼を受けた不良グループのゲイリー、ザック、ロックス、ブラッドの4人。指示された通りに古い一軒家に忍び込むと、そこには大量のVHSテープと共に一体の死体があった。戸惑いながらも大金を得るために目的のビデオテープを手分けして探そうと1本1本再生していくのだが、そこに写っていたのは、想像をはるかに超えた恐ろしい映像だった。そして、なぜかそのビデオテープを観た人間が、一人、また一人といなくなっていく。雇い主の目的は一体何なのか? 消えた人たちはどうなってしまったのか…。

 『REC/レック』『パラノーマル・アクティビティ』のようなファウンド・フッテージ・ホラーという形を取りながらも、才能ある若手監督たちによる多彩な映像表現により、数あるPOVやモキュメンタリーホラーとは一線を画した作品に仕上がっているという。さらに、本作の成功により続編『V/H/S 2(原題)』の製作が決定し、7月12日(金)に全米公開が控えている。

 映画『V/H/S シンドローム』は7月13日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。(R18指定)
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