全米を熱狂させた超一級サスペンス『HOMELAND/ホームランド』に主演するクレア・デインズが、本作の出演が決まる前に女優業を引退しかけていたと語った。

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 レオナルド・ディカプリオとの共演作『ロミオとジュリエット』で注目を集めたクレア。
その後、数々の作品に出演し、2010年に全米で放送されたドラマ『テンプル・グランディン~自閉症とともに』に出演した以降は、2年間に渡って役がまわってこず「本当に辛かった」と語ったクレアは、インテリアデザインの道に進むことを検討していたという。

 「すごく厳しかったわ。とても傷ついたしね。2年間も仕事をしていないなんて辛すぎるわよ。それである時『私ってインテリアデザインがすごく好きだわ』って思ったの。それに人から『もしかしてあなたの本当の成功は私生活にあるのかもね』なんて言われたわ」と当時を振り返る。

「とても混乱したわね。大きな賛辞を得たのに、だからってそれがより多くの仕事につながったわけじゃなかったのよ。あの期間は本当にとても辛かったわ」とも。

 しかし、そんなクレアの心配をよそに、その後は人気ドラマシリーズ『HOMELAND/ホームランド』で躁鬱病を持つキャリー・マティソン役を獲得するに至っている。全米で9月に放送開始予定の第3シーズンでも続投が決まっているものの、その役柄の演じ方を忘れてしまうのではないかと頻繁に不安になるのだとヴォーグ誌に語っている。

 「もう演じられなくなるんじゃないかって不安がいつもあるの。
だって、もうあの役柄は私から離れてしまった気がするし、前にどうやっていたかさえ分からないんだもの」と不安を吐露。

 また「この空想上の人物と自分自身が本当に融合出来たと感じる貴重な瞬間を探し求めるしかないの」と語り、「まるでサーフィンみたいなものよ。波が来たら、よしっ、その波をうまくつかまえるためなら朝の5時に凍えるような水に入っても大丈夫って思う感じね。それでもそんなの1年に3回位しか起きないわよね」。
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