ポップ界とロック界の二大スター=マイケル・ジャクソンとクイーンのフレディ・マーキュリーの幻のデュエット曲が、収録から30年の時を経てこの秋にリリースされることが明らかになった。英The Timesのほか複数のメディアが報じた。


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 英The Timesによると、今回リリースされることになった曲は3曲あり、1983年にマイケルのカリフォルニア州エンシーノの自宅でマイケルとフレディが収録したものだが、2回目のセッションの調整が付けられずリリースが見送られたという。

 ところがそれは表向きの理由で、実際はマイケルのペットのラマが原因で、2回目のセッションが実現しなかったようだ。

 米RollingStoneによると、マイケルは当時フレディの大ファンで、マイケルの方から次のアルバムに参加してほしいと、フレディにアプローチした。そして収録が実現したわけだが、その収録の場にはマイケルが当時飼っていたラマも同席していたようで、それに我慢できなくなったフレディが「この場から救い出してくれ」と、マネージャーのジム・“マイアミ”・ビーチに電話してきたそうだ。

 お蔵入りになった理由はともかくとして、二人が収録した3曲のタイトルは『There Must Be More to Life Than This(原題)』、『State of Shock(原題)』と『Victory(原題)』。最後の『Victory』は1984年にリリースされたザ・ジャクソンズのアルバム・タイトルになった曲だが、同アルバムには収録されなかった。

 USA Todayによると、2011年にクイーンのギターリスト=ブライアン・メイが3曲の音源の使用許可を得たことで日の目を見ることになり、ブライアンは3曲の今秋リリースを認めると共に、自身のブログで今回のプロジェクトに関し「エキサイティングでやり甲斐があり、精神的に辛くもあるがクールだ」と記している。
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