8月9日から公開となる映画『パシフィック・リム』が、人気漫画『進撃の巨人』の設定と非常に似ている部分があると、いち早く本作を鑑賞したマスコミ関係者から寄せられていることがわかった。

【関連】人類が築き上げた壁を“KAIJU”が突破する瞬間を捉えた衝撃シーンを拡大

 『パシフィック・リム』は、太平洋(パシフィック)の深海から突如出現し、地球を絶滅の危機に陥れる未知なる“KAIJU”と、人類の英知を結集し生み出された人型巨大兵器“イェーガー”との壮絶な戦いを、ハリウッド最先端のVFXを駆使して描いたSFスペクタクル超大作。
監督は、自他ともに認める<ハリウッドNo.1の日本オタク>ことギレルモ・デル・トロ

 ギレルモ監督は、メキシコで過ごした幼少期に、テレビを通じて日本のアニメや特撮作品本編に慣れ親しみ、世界で一番影響を受けたクリエイターは宮崎駿と語り、押井守や大友克洋、浦沢直樹、三池崇史など多くの日本人クリエイター達との親交も深い。

 そんなギレルモ監督が手掛けた本作と、諫山創原作の人気漫画『進撃の巨人』が似ているとの声が寄せられている設定とは、劇中に登場する地球を絶滅の危機に陥れる未知なる“KAIJU”と人類の戦いの過程である。

 本作では、“KAIJU”の侵略を防ぐべく、人類は「命の壁」を建設。同時に、人類は新たな手段となる人型巨大兵器“イェーガー”で“KAIJU”を撃退する。だが、“KAIJU”たちは、新たな環境に順応すべく進化を遂げていく。今回初公開となった場面写真は、まさに進化した“KAIJU”が、人類の築き上げた「命の壁」を突き破り侵入する瞬間を捉えたものとなっている。

 一方の『進撃の巨人』では、巨人が世界を支配する中、高さ50メートルの巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいるのだが、人類に合わせて進化を遂げた巨人が壁を壊し侵入を果たす。そこから人類が力を合わせて巨人に立ち向かっていく様子が描かれているといったストーリーとなる。

 ギレルモ監督は、本作に込められているメッセージとして、「我々人間は助け合って信頼し合っていかないと生き延びられない。同じロボットの中に我々はいるのだ」とコメントを寄せている。

 世界各国で紛争、災害が起こっている中、国境を越えて助け合わないといけないという精神は、国境問わず変わらない。
そんなギレルモ監督の熱い思いがこもった『パシフィック・リム』は、8月9日より3D/2D同時公開。
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