映画『謝罪の王様』の完成披露謝罪会見が都内にて行われ、主演の阿部サダヲ、井上真央、竹野内豊、岡田将生、荒川良々、濱田岳、松本利夫(EXILE・MATSU)、高橋克実、松雪泰子ら超豪華キャスト陣と脚本の宮藤官九郎と水田伸生監督が出席した。

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 本作は、映画『舞妓 Haaaan!!!』『なくもんか』の宮藤官九郎(脚本)、阿部サダヲ(主演)、水田伸生監督コラボレーションの最新作。
ケンカの仲裁から国家存亡の危機まで、大小を問わないトラブルを次々と“謝罪”で解決していく痛快娯楽ブラック社会風刺コメディー。あらゆる相手、いかなる状況であろうとも依頼者の代わりに謝って事態を収束する謝罪師が巻き起こす騒動の数々を描く。

 タイトルにちなんで、スタッフ、キャスト陣が会見に遅刻してくるという演出が行われ、神妙な顔つきで登場したスタッフとキャスト陣が「すいません」と同時に頭を下げ、謝罪会見がスタートした。

 今作で阿部が演じるのは、架空の職業である「謝罪師」を仕事とする東京謝罪センター所長・黒島譲。さまざまな問題を究極の謝罪テクニックで解決していく。クセのあるキャラクターを快演した阿部は、謝罪したいことありますかという質問に対し「謝りたいこと?ないですよ」ときっぱり回答し、「申し訳ございません」と質問者に謝罪させて記者陣を笑わせた。

 センターのアシスタントを務める井上は「帰国子女の役なのでイメージを誇張して演じました。Sっけのある役で、蹴っ飛ばしたりするシーンもあって、気持ち良かったです」と自分の役柄を楽しんだことを明かした。また、謝罪したいことを聞かれた井上は「阿部さんの舞台を観て、楽屋で『疲れた。観るんじゃなかった』と言ったことを謝ります」とコメント。

 また、同じ質問に竹野内は「そんなこと、ここで言えるわけないじゃないですか」、荒川は「井上さんのピンクのレオタード姿にドキッとしてすいませんでした」、松雪は「長い爪で旦那さん役の高橋さんの頭を引っかいて傷つけてしまってすいませんでした」濱田は「別の映画の舞台挨拶で舞いあがってしまい、ジャニーズに入りたいと言ってしまいました。すいません」などとキャスト陣がそれぞれが思い思いに謝罪にまつわるエピソードを語った。


 脚本の宮藤はたくさんのフラッシュに気分をよくしながら「こんなところにまで、こんな人が…。というスター映画だと思います」と作品をアピール。今回のコラボレーションに満足げな様子だった。最後に阿部が「この映画で2013年のNo.1を取ります!」と宣言。続けて「生意気言って申し訳ありませんでした」と謝罪して会見を締めくくった。

 主題歌『ごめんなさいのKissing You』をE-girlsが担当、EXILEのMATSU、KENCHI、KEIJI、TETSUYA、NAOTO、NAOKIの6人、“謝罪ラップ”を披露するVERBALが主演の阿部と共に参加。MATSUは松本利夫として本編にも出演し、E-girlsも映画の随所に登場し、豪華コラボレーションを果たしている。

 この日は、土下座した人間がピラミッド状に積み上がった、巨大な“ドゲミッド”をバックにフォトセッションが行われた。

 映画『謝罪の王様』は9月28日全国公開。
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