女優の浅野温子と浅野ゆう子が10日、神奈川県横浜市で行われたフジテレビ系ドラマ『抱きしめたい!Forever』完成披露試写会に出席した。

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 トレンディドラマのはしりと言われる『抱きしめたい』14年ぶりの復活にゆう子は「オバさんになった温子を相手にできるのは私しかいない。
オバサンだからこそ言葉にできるようなセリフもあるし、見ごたえのある作品になった」と自画自賛で「このトライがダメだったら、それは“W浅野”のせい。『ごめんね、オバちゃんになって』という感じ」と自虐を込めながらも完成への手応えを語っていた。

 1988年に放送され平均視聴率18.5パーセントを記録するほか、“W浅野”“トレンディドラマ”というワードを生んだ伝説的連続ドラマ14年ぶりの新作。運命的男性に出会った未婚を貫く池内麻子(温子)と、夫・介(岩城滉一)の浮気と隠し子が発覚した早川夏子(ゆう子)のパワフルな50代ライフを描く。

 温子は「映像は年をとらないから、当時に思い入れのあるファンの夢を壊していいのか悩んだし、裏切ってはいけないと思った」と今回の出演に一抹の不安を抱いていたようだが「やっぱり楽しかったし、幼馴染って楽という空気感で始まった現場でした。ドラマも今の50代をすくい取った内容だし、チャンスとしてトライしようと思った」と復活に賛同。ゆう子も「賛否両論はあるでしょうけれど、だからと言って宝物として閉じ込めていいの? と思った。守りではなく、チャレンジできるならば温ちゃんと楽しもうと思いました」と久々の夏子役を堪能した。

 W浅野の共演は、1999年に放送されたスペシャル版以来約14年ぶり。ゆう子が「温ちゃんは可愛い。連続ドラマのときから可愛くて、ほっぺたをつねりたくなるくらい。『北の国から』と同じで、ちょっとずつ大人になっているけれど、当時のままの麻子なんですよ」と褒めると、温子は「すいません、あなたは一体何を言っているの? 2人で田中邦衛さんでもやるつもり?」と丁々発止を繰り広げ、コンビネーションのよさをうかがわせた。


 フジテレビ系『抱きしめたい!Forever』は10月1日21時より放送。
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