7月にYoutubeに投稿され大きな話題となったMAXの新曲ミュージックビデオ『Tacata’』をご存知だろうか。「人と人つなぐ魔法みたいな言葉タカタ」とか「赤青黄色タカタ」とか「ユニバーサル言語タカタ」とか、謎のフレーズ「タカタ」を連発するユニークな歌詞が大ウケし、ツイッターなどを中心に大ブレイクしているのだ。
Youtubeではなんと140万回再生を突破している。

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 この曲は、再始動したMAXが約3年ぶりに発売したニューシングル。ファンにとっては待望の新曲ということで、どんなかっこいい楽曲がリリースされるんだろうと注目されていたところに「タカタ」である。不意打ちにもほどがあろう。

 しかしこの『Tacata’』、賛否両論はあるようだが、聞いているうちにだんだん心地よくなってきて、ついつい何度もリピートしてしまうのは筆者だけではないはずだ。これがいわゆる中毒性ってやつだろうか。同様の感想はツイッターにも数多く書き込まれており、先日放送された『行列のできる法律相談所』ではMAXが生出演して『Tacata’』を披露。ネットが大盛り上がりとなっていた。

 そもそも『Tacata’』はイタリアのDJグループ「タカブロ」が2012年にリリースして大ヒットしたダンスチューンのカバーである。意味不明のフレーズ『Tacata’』は、「女性の腰の左右の動き」を意味するタカブロの造語なのだとか。原曲もなかなかのインパクトなのだが、やはりMAXバージョンの破壊力はすさまじい。

 イントロ開始6秒で流れる「MAXイズバック! ドゥユーシー? 自分たちのオリジナリティー! タカタ!」というフレーズでいきなり笑わせ、その後も「誰もが必ずタカタ。
持ち合わせたタカタ」「アダムとイブとタカタ」と、最後までタカタをゴリ押し。これだけでも相当面白いのだが、さらにミュージックビデオでMAXが披露するくねくねした独特なダンスや、唐突に現れる謎の香水の映像などが輪をかけて面白いのだ。ダンスはぜひ動画で見てほしい。

 MAX、面白ダンス、タカタという3つの要素が融合して奇跡的な面白さを生んだ『Tacata’』。明日の仕事や、終わらなかった夏休みの宿題のことなど、嫌なことを吹き飛ばして明日の活力を得るのにぴったりの動画である。(文:山田井ユウキ)
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