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US Weekly によると、人権擁護活動に力を入れるウェントワースは現地時間9月7日、シアトルで開催された、アメリカのゲイ・レズビアン人権団体「ヒューマン・ライツ・キャンペーン」(Human Rights Campaign)のイベント「National Dinner」で登壇。
「初めて自殺を図ったのは15歳の時でした。家族が外出するのを待ち、独りで家に居た時に一瓶分の薬を飲み込みました。次の数日間に何があったかは覚えていませんが、月曜の朝には何の問題もなかったように学校へ行くバスに乗ったはずです」。
ウェントワースは同団体の会員でもあり、同性愛者の権利擁護や偏見や差別を取り除くための啓発活動などに積極的に参加しており、今回のスピーチでは子供時代にいじめの対象だったことも告白。毎日が試練だったと言い、いじめられないように正しい話し方、正しい立ち方、正しい拳の握り方などを心掛けても、他人に受け入れてもらえる基準に満たない自分がいたと語った。
ウェントワースは俳優を始めてからも、ゲイであることをカミングアウトする時期に悩んだという。
「僕には何度も真実、自分がゲイであることを打ち明ける機会がありましたが、告白しないことにしました。家族や友人には個人的に打ち明けていましたが、公に発表していませんでした。嘘をつくことを選びました。カミングアウトすることを考えたものの、そのことが自分やそれまで懸命に努力して築き上げた自分のキャリアにどう影響するかを考えると、心が恐怖で満たされました」。