実話をもとにした映画『死霊館』(10月11日公開)の冒頭で紹介される、人間の魂を宿しているといわれる「呪いのアナベル人形」の実物画像が解禁となった。

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 この人形は、1970年にある女性の手に渡ったことから戦慄の事件を引き起こしたといういわくつきのもの。
事件は、心霊学者として著名なウォーレン夫妻によって終息し、人形は現在も彼らの施設Warren Occult museumに安全な形で保管されているという。

 公開された画像は、一見すると可愛らしく見える普通の人形。赤毛と三角形の鼻が特徴だという。こんな可愛い人形が怪奇現象を起こす!? と不思議にすら思うのだが、よく見ればガラスケースの下には赤字で「WARNING」…。ウォーレン氏も「絶対に触れてはならない」と警告するほどの危険な人形なのだ。

 本作は、『ソウ』シリーズや『インシディアス』で世界中を震撼させた、鬼才ジェームズ・ワンが40年もの間、封印された事件の映画化に挑んだホラー作品。数多くの怪奇現象を解決してきたウォーレン夫妻が、決して語らなかった事件があった。それは、1971年、アメリカのロードアイランド州で起きたものだった。

 その事件は、両親と5人の娘たちが、人里離れた地に引っ越してきたことから始まる。彼らが住む家は、辺りには何もない古ぼけた一軒家だったが、家族にとっては夢のマイホーム。しかし、その館では次々と奇妙な出来事が起こり始め、ついには娘たちに危害が及び始めるのだった。そこで家族は、ウォーレン夫妻に助けを求めることにした。
夫妻が周辺の土地を調べると、そこには耳を疑う血と闇の歴史があった。夫妻は家族を救おうと立ち上がるが、凄絶な力がそれを阻もうとする。はたして、館に巣食うものの正体とは――

 7月に全米公開された本作は、R指定映画としては異例中の異例である興行収入1億ドルを突破。ワン監督最新作『インシディアス 第2章』の大ヒットも相乗効果を生み、全米公開から2ヵ月以上経った現在も500館以上で上映中。日本のホラーファンにとっては、待望の日本公開だ。本編では、アナベル人形以上の恐怖が待っている。
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