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Deadlineによると、米配給会社のミュージック・ボックス・フィルムズが本作(英題『Penance』)のアメリカ、カナダ、イギリス、アイルランドでの配給権を獲得し、2014年夏に劇場公開を予定しているという。
『贖罪』は人気作家・湊かなえが2009年に発表した作品を原作にした異色ミステリー。『トウキョウソナタ』(08)の黒沢清監督がメガホンを取り、小泉今日子と香川照之と再タッグを組んだ本作には、他にも蒼井優、小池栄子、安藤サクラ、池脇千鶴という演技派女優を含む豪華キャストが集結し、鬼気迫る演技を披露している。
小学生の娘エミリを殺された母・麻子(小泉)と、事件を目撃しながら何もできなかったことに罪悪感を覚えながら生きてきた4人のエミリの同級生(蒼井優、小池栄子、安藤サクラ、池脇千鶴)の15年後に焦点を置き物語は進む。
WOWOWでは全5話の連続ドラマとして放送。2012年8月に開催された第69回ヴェネチア国際映画祭や9月に開催されたトロント国際映画祭など、数々の国際映画祭でも連続ドラマを271分の再編集したインターナショナル版が上映された。
ミュージック・ボックス・フィルムズは海外ドラマの配給に力を入れており、『贖罪』のほか、スウェーデン作品『刑事ヴァランダー』や、ロバン・カンピヨ監督作品『奇跡の朝』(06)をテレビ・ドラマ化した人気スリラー『The Returned(英題)』などの配給権も得ているという。