オーストラリア出身のファッションモデル、ミランダ・カー。夫である俳優オーランド・ブルームとの交際が明らかになった2007年ごろは、オーランドのほうが抜群の人気を誇っていたが、今や夫と並ぶほど、ミランダの知名度は日本で急上昇である。
雑誌のグラビアでポルノ女優風のコスプレや全裸にコート一枚の姿を披露したかと思えば、明るくてお茶目な性格から、男性だけでなく、女性からも絶大な人気を得ている。

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 もちろん、日本でのミランダ人気も例外ではなく、ここ数ヵ月だけで「Ray」「BLENDA」「and GIRL」といった雑誌の表紙を飾り、衣料用洗剤「ボールド」の新CMキャラクターにも起用決定。同CMでは、これまでの「ボールド」のCMでおなじみの主婦キャラ“山田キャメロン”に扮し、たどたどしい日本語とともに、キュートなミランダ全開。 より多くの人を慮にさせるのは間違いないだろう。

 そんな大ブレイク中のミランダの魅力について、「ボールド」の製造販売元であるP&G(プロクター・アンド・ギャンブル)に尋ねたところ、「幅広く愛される、明るくチャーミングなところが魅力」との答えが返ってきた。「9月から全国オンエアが開始されているボールドのCM撮影はロサンゼルスで行われたのですが、かなりハードなスケジュールにもかかわらず、現場は“Laundry Fundry!”そのもののミランダさんの笑顔によって、常にハッピームードに溢れていました。そのような明るさと、キュートなイメージが日本人の方を魅了するのではないでしょうか」。

 CM放送後の反響については、「スーパーモデルが、お洗濯を楽しむスタイリッシュでカワイイ主婦“山田キャメロン”役に挑戦というギャップがサプライズであったのに加え、お茶目でかわいい主婦を演じている姿を見ることができると、好評を頂いております」とのこと。 だが、かわいくてキュートなミランダとは裏腹に、ビジネスウーマンの一面も。なんとミランダは、2012年秋に日本に上陸し、2013年7月から正式に事業展開が始まったオーガニックコスメブランド「コーラ オーガニックス バイ ミランダ・カー」の設立者であり、現在はマネージングディレクターを務めているのだ。同ブランドPRのために来日した際、「オーガニックのコスメブランドを立ち上げるのは、昔からの夢だった」と、熱く語ったミランダは、「自分のお金を投資しながら、自分が納得のいくものができるまで、オーガニック専門の科学者にサンプルを送り続けてもらった。こうして、ひとつひとつの商品に自分の心と魂を捧げたの」と、3年に渡る研究開発を振り返った。


 大手ですら撤退を余儀なくされてしまう、競争が激しく、かつ消費者の見る目も厳しい日本の化粧品業界で、ミランダ自身のように確固たる地位を築けるのか。彼女本人だけでなく、ビジネス手腕にも注目したい。
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