『SPEC』コスプレ600人を前に、加瀬亮「瀬文はハゲじゃねぇ」キレキャラ炸裂

　2部作『劇場版 SPEC～結(クローズ)～漸ノ篇／爻ノ篇』をもって、いよいよ完結する人気シリーズ『SPEC』。30日に都内で、ファンイベント“SPEC～祭～ガチ瀬文NIGHT‐命捨てます‐”が開催され、戸田恵梨香、加瀬亮、堤幸彦監督が出席。テレビシリーズから主題歌を担当している「THE RiCECOOKERS」も生演奏を披露するなど、ファン600人が特別な一夜に酔いしれた。

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　“SPEC”と呼ばれる特殊な力を持った者たちと、警視庁公安部の特別捜査官たちとの戦いを描く本シリーズ。この日のイベントは、先日テレビ放送された、連続ドラマの前日譚にあたるスペシャルドラマ『SPEC～零～』のDVD発売を記念したもの。戸田と加瀬は、演じる役柄である当麻紗綾、瀬文焚流の衣装での登場。実際に映画で着用したものとあって、ファンも大歓声で2人を迎え入れた。
　
　集まったファンのドレスコードは、加瀬演じる瀬文焚流のコスプレとなっており、丸刈りのカツラ、黒のダークスーツ上下の観客でいっぱいとなった会場は、異様な熱気だ。戸田は「すごいですね。ハゲばっかり」とニッコリ。続けて加瀬が「ハゲヅラの人が多いけれど、ひとつ言わせてほしい。瀬文はハゲじゃねぇ！」と瀬文節を炸裂させると、会場からも大きな拍手がわき起こった。そして、堤監督までもが瀬文ルックで現れ、「バカじゃないの!? 感動です！」と熱心なファンの姿に感激しきりだった。
　
　ついに、完結編2部作の前編である『劇場版 SPEC～結（クローズ）～漸（ぜん）ノ篇』が11月1日より公開となるが、戸田は本シリーズの魅力を「やっぱり、堤ワールドじゃないですか」と分析。加瀬は「繰り返し見たくなる要素がある。僕、個人としては当麻をはじめ、監督の作り出したキャラクターが魅力だと思っています」と語ってくれた。
　
　堤監督は、2人を横に「実はまだ、『爻ノ篇』はできていません！」と衝撃の告白。「途中まで作ったのですが、この2人超ヤバイです。チョベリグです」と満足気な表情だが、司会から「本当にこれで完結？」と聞かれると、「完結です！」と断言。加瀬は「台本も晴らしく、これまで応援してくださった方々も喜んでくれるという手応えがありました」と、完結編に胸を張っていた。

　またこの日は、THE RiCECOOKERSが、本シリーズを象徴する楽曲『NAMInoYUKUSAKI』と『劇場版 SPEC～結～』の主題歌である新曲『audioletter』など3曲を生披露。会場も熱い演奏に大興奮だった。

『劇場版 SPEC～結～ 漸ノ篇』は11月1日より、『爻ノ篇』は11月29日より公開。

　『SPEC～零～』DVD＆ブルーレイは発売中。