【関連】ゲイシーンで大ブレイク『Tacata’』 MAXがLGBTアワードに出席
ウェントワースは今年、ロシア国際映画祭の出席を断る手紙の中で、自身が同性愛者であることをカミングアウトし、6月に同性愛宣伝禁止法を制定したロシア政府を非難。
トロフィーはアメリカへ送られ、会場では司会兼プレゼンターで元タカラジェンヌの東小雪により、本人のメッセージが代読された。
「この賞に選ばれたことをとても光栄に思っています。そして日本、アメリカ、世界中で勇気を持ってカミングアウトしてきた若者たちにこの賞を捧げます」。
ウェントワースは、アメリカのゲイ・レズビアン人権団体「ヒューマン・ライツ・キャンペーン」(Human Rights Campaign)の会員でもあり、同性愛者の権利擁護や偏見や差別を取り除くための啓発活動などに積極的に参加。また、過去に何回か自殺未遂を経験しており、俳優になってからも、ゲイであることをカミングアウトする時期に悩んだという。
自身の環境も踏まえて、ウェントワースのコメントは日本や世界のLGBT(セクシャル・マイノリティ(性的少数者))コミュニティに対して、エールを送り、勇気づけた。
「日本のLGBTコミュニティ、そしてLGBTの人権運動 に注目を向けた Tokyo SuperStarAwards に感謝を申し上げます。あなたの戦いは私の戦いでもあります。たとえ遠く離れていても、私そして私と同じような何百万もの人々が、日本において平等な権利を獲得できるように戦い続けている、そんなあなたたちを尊敬し、応援しています」。
最後に、「強く、そして誇りを持って。ありがとうございました」と、ウェントワースは力強くコメントを締めくくっている。