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ピーターは現地時間12月14日ロンドンの病院で息を引き取ったと、代理人が話している。長い間、闘病生活を続けていたそうだが、最後は安らかだったという。
アイルランド生まれのイギリス育ちだったピーターは1955年に役者としてプロデビューを果たした後、映画『海賊船』(61)でスクリーンデビュー。その後、T・E・ロレンス原作、アカデミー賞7部門を受賞した1962年作品『アラビアのロレンス』で主人公ロレンスを演じ、脚光を浴びた。同作ではアカデミー賞主演男優賞にノミネートされるが受賞を逃している。役者生命の中で計8度のノミネーションを獲得するが、受賞には至らなかったものの、2003年に名誉賞を授与された。
代表作は『アラビアのロレンス』の他、『ベケット』(64)や『冬のライオン』(70)、『チップス先生さようなら』など。2012年7月に引退を宣言したが、その後、『Katherine of Alexandria(原題)』と『Mary(原題)』の出演が発表されており、前者に関しては撮影が済んでいる。