現地時間11月30日にポール・ウォーカーが交通事故で死去したのを受け、撮影が中断している『ワイルド・スピード』第7弾だが、ポールの出演と作品を存続させるために、ポールの実弟コディがポールの代役として同作に出演する可能性があるかもしれないという。

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 Mail Onlineによると、オレゴン在住のコディは現在25歳。
映画のスタントマン経験があり、ポールに体格と顔が似ているということだが、ポールの死後は母親の支えになるためロサンゼルスに滞在しているという。

 ポールの死後、プロデューサーらがミーティングを重ねていたが、映画を撮り終えるためにポールに似ている俳優を捜す必要があると考え、コディに連絡を取ったと、関係者が話しているという。

 「コディを遠目に背後から撮り、ポールのクロースアップが必要な時はCGIを使うことが可能だ」と関係者。「もしコディが同意すれば、それは兄の思い出に敬意を払いたいからだ。詳細を詰める必要があるが、今は遺族もキャストもクルーも悲しみの中にいるから」と続けている。

 製作側は映画を完成させる上でポールの遺族に助言を請い、ポールが長年演じてきたブライアン・オコナーの退陣にふさわしいストーリーを考える計画があるという。先週には同作の脚本家クリス・モーガンがポールの出演シーンを活かせる形で脚本の書き直しに励んでいると伝えられたが、果たしてどのような調整になるのか?

 ポールの葬儀は現地時間12月14日、ロサンゼルスで遺族と親しい関係者の間で執り行われたそうだ。ポールは火葬され、遺灰が埋葬されたという。
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