今年、2014年は“元祖映画怪獣”ゴジラ誕生60周年であり、10年ぶりの新作にしてハリウッド版第2作目の『GODZILLA ゴジラ』が公開と、世界的ゴジライヤーだ。そんなゴジラだが、マニアには常識であっても、そうでない人にとっては意外なエピソードもある。
そこで、ゴジラにまつわるトリビアをいくつかご紹介しよう。

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 1つ目のトリビアは<怪獣・ゴジラは実在しないが、恐竜・ゴジラサウルスは実在する>。ラゴス島に棲息する恐竜が核実験の影響で怪獣・ゴジラに進化…という設定は比較的よく知られているだろう。もちろん、フィクションの出来事である。しかし、そのフィクションで登場する「ゴジラサウルス」ではなく、1997年に発見された「ゴジラサウルス」という新属新種の中型肉食恐竜が実在する。何故、こんなに名前の似た恐竜が存在するのか…。それもそのはず、発見者のケネス・カーペンター博士が大のゴジラファンだったからそう名付けたのである。

 2つ目のトリビアは<昭和ゴジラは東京タワーを壊していない>。東京タワーといえば、怪獣スターなら誰もが一度は壊さざるを得ない“登竜門”ならぬ“登竜塔”。だが、キング・オブ・モンスターたるゴジラがその命題をクリアしたのは平成、しかも21世紀に突入した『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』(03)である。じつは昭和時代のゴジラは一度も東京タワーを破壊してはいないのだ。 3つ目のトリビアは<実はゴジラは空を飛んだことも、全身を磁石にしたこともある>。
空飛ぶ怪獣といえばガメラ、ラドン、モスラ等で、誰もがゴジラは空を飛ばないと思っているだろうが、『ゴジラ対ヘドラ』(71)で一度だけ空を飛んだことがある。また、『ゴジラ対メカゴジラ』(74)では、強敵・メカゴジラを倒すため雷を浴びて、超磁力を全身に身につけパワーUP。しかし、この力もその後、発揮されることはなかった。

 4つ目のトリビアは<ゴジラは「怪獣語」で仲間と会話している>。怪獣界には共通の怪獣語があり、怪獣同士で会話していることが分かったのが『三大怪獣 地球最大の決戦』(64)。このときはザ・ピーナッツ演じる小美人がゴジラ、モスラ、ラドンの会話を通訳を果たした。しかし、『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』(72)には小美人が登場しないため、ゴジラとアンギラスの会話をマンガのフキダシで表現し、観客に彼らの会話内容を伝えていた。

 5つ目のトリビアは<ゴジラがテレビ番組にレギュラー出演していたことがある>。特撮ヒーロー番組『流星人間ゾーン』(73)で、“巨大ヒーロー・ゾーンファイターを助ける正義の怪獣王”という設定のもと、ゴジラが準レギュラー出演。全26話中計5回、ゾーンのピンチに駆けつけ、共に悪い恐(怪)獣と戦った。ゾーンは、同年に公開された『ゴジラ対メガロ』に登場する正義の巨大ロボット・ジェットジャガーがアイディアソースとなっている。

 そんなジェットジャガーやゴジラの強敵・未来怪獣ガイガン、メカゴジラ等のデザインTシャツがバンダイファッションネットより続々とリリース中だ。
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