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授賞式の司会も得意としているニールは、これまでに2度のエミー賞、4度のトニー賞でホストを務めてきた。現在北米で大ヒット公開中のデヴィッド・フィンチャー監督作『ゴーン・ガール』にも重要な役で出演しており、ハリウッド内での彼のパワーは上昇する一方だ。
ニールは長年の恋人デヴィッド・ブーティカとこの秋、同性結婚を果たした。それより前にこの2人は、代理母を通じて双子をうけてもいる。それらのニュースはメディアを賑わせるが、記事も好意的で、彼のキャリアに悪影響を及ぼしている気配はまるでない。
しかし、ひと昔前は世間やマスコミの反応も違った。1989年にカミングアウトしたルパート・エヴェレットは、そのせいで偏見をもたれ、仕事が来なくなったと不満をもらしていた。エレン・デジェネレスは1997年にカミングアウトし、それに伴って、彼女が主演するコメディ番組『Ellen(原題)』の役柄にもカミングアウトさせたが、その翌年、番組は打ち切りとなっている。
しかし、現在放映中のエレンの昼間のトーク番組は好調で、エレンは2006年と昨年、オスカーのホストも務めている。2006年のオスカー授賞式の舞台で、エレンは、「なんてすばらしい夜でしょう。多様な人種、宗教、性的嗜好の人たちが、ひとつの部屋に集まっている。私はこれを広めていきたい」と語り、拍手を浴びた。
実際、少しずつ、そんな動きは広まってきているようだ。『スター・トレック』のザカリー・クイント、『ドラキュラZERO』のルーク・エヴァンス、『ザ・フラッシュ』映画版の主演に抜擢されたエズラ・ミラーなども、キャリアは好調だし、女優エレン・ペイジも、最近はプロデューサーにも進出する活躍ぶりだ。
俳優なのだからなんでも演じられるのに、つまらない偏見で役柄を限定するなど、そもそもばかばかしい話。保守的で頭の堅いハリウッドも、ようやく現実の世界に追いつきつつあるのだ。(文:猿渡由紀)
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