ジョニー・デップ主演映画『フロム・ヘル』がテレビドラマ化
ジョニデ主演で映画化されたアラン・ムーア原作『フロム・ヘル』がテレビドラマ化（※映画『フロム・ヘル』（02）の場面写真より）(C) AFLO 画像（1枚）
　ビクトリア朝末期のロンドンを震撼させた「切り裂きジャック」殺人事件をモチーフにしたグラフィックノベル『フロム・ヘル』。2001年にはジョニー・デップ主演で映画化されたが、本作をベースにしたテレビドラマ企画がFXで進行しているそうだ。


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　Deadlineによると、映画版の製作を務めたドン・マーフィーがドラマ版の製作総指揮として参加するという。ブラッド・ピットとロバート・レッドフォードが共演したスパイ映画『スパイ・ゲーム』のデヴィッド・アラタが、脚本を執筆するそうだ。

　原作『フロム・ヘル』はグラフィックノベル作家として有名なアラン・ムーアの作品。ムーアの作品にはほかに、やはり映画化された『ウォッチメン』や『Vフォー・ヴェンデッタ』などがある。

　映画版では、麻薬アヘンに溺れながらロンドンのホワイトチャペルで起きた娼婦の連続殺人事件を担当するアバーライン警部をジョニー・デップ、切り裂きジャックに命を狙われる美しい娼婦メアリをヘザー・グレアムが演じた。

　製作総指揮のマーフィーは、2時間にする必要のあった映画版では572ページに及ぶ原作の醍醐味が描き切れなかったと実感していたそうで、製作する話数を始めから決めてあるイベント・ドラマシリーズのフォーマットでテレビドラマ化したいと考えていたという。

　監督やキャストなどはまだ決まっていないようだが、原作はグラフィックノベルの中でも「歴代トップ10」に入るという評価とのことで、その原作を重んじた丁寧なドラマ作りに期待したい。
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