山下達郎の名曲「クリスマス・イブ」にインスパイアされた中村航の小説を、『のぼうの城』の犬童一心監督が映画化した『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』はクリスマスにぴったりの恋愛映画。本作で相葉雅紀扮する主人公・山本光の運命の女性ソヨンを好演している『トンイ』『王になった男』のハン・ヒョジュが愛らしい素顔を覗かせた。
【関連】ハン・ヒョジュ インタビュー<フォトギャラリー>
「もともと犬童監督のファンだったんです。特に『ジョゼと虎と魚たち』が大好きで。だからお仕事ができてとても嬉しかったです」とヒョジュ。本作は漫画家になる夢を持ちながら書店員として過ごす光と、そんな光をずっと見守ってきた杏奈(榮倉奈々)、光が出会ってすぐに恋に落ちるソヨンと、光の大学時代の同級生でソヨンの元カレの北山(生田斗真)の四角関係を、物語の鍵を握るキャラクター“デビクロくん”の登場とともに映し出す。
韓国で「お嫁さんに来て欲しい女優No.1」の称号を持つ人気女優のヒョジュだが、日本映画出演はこれが初。セリフも日本語だ。「撮影初日は緊張しました。発音が上手くできているのか、これで合っているのか、自分では判断できませんし。でも監督さんも、キャストの方もスタッフさんも、みなさんよくしてくださって。演技面では難しいところもありましたが、その他での苦労はあまりありませんでした」。
演じた世界的照明アーティストのソヨンを「自分の仕事を愛しているプロフェッショナルな女性」というヒョジュ。ただし「そのことで、プライベートはちょっとおろそかになりがち」だとも。
本作はクリスマスの物語ということで、ヒョジュ自身の思い出も語ってもらった。「クリスマスは大好きで、サンタクロースの存在も心の底から信じていました。ママが大きな靴下を作ってくれて、ドアの前に置いておくと、翌朝にはプレゼントが入ってるんです。
本編ではクールに映るヒョジュだが、面と向かって話す彼女はとても愛らしい。日頃、ストレスを感じた際には「ひとりでカラオケに行って歌いまくります!」という答えも、飾り気のない人柄を感じさせた。そして何よりこのインタビュー、おぼつかないときもありつつではあるが、ヒョジュは一生懸命、日本語で答えてくれていた。「今回、日本の方々に支えになってもらいました。もっと成長して、今後も日本の作品に出られたらいいな」とニッコリ笑う彼女には美しさだけではないオーラがあった。(取材・文・写真:望月ふみ)
『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』は11月22日より全国ロードショー。
ヘアメイク:佐藤寛(KOHL)
スタイリスト:平野真智子(NOMA)
【関連】ハン・ヒョジュ インタビュー<フォトギャラリー>
「もともと犬童監督のファンだったんです。特に『ジョゼと虎と魚たち』が大好きで。だからお仕事ができてとても嬉しかったです」とヒョジュ。本作は漫画家になる夢を持ちながら書店員として過ごす光と、そんな光をずっと見守ってきた杏奈(榮倉奈々)、光が出会ってすぐに恋に落ちるソヨンと、光の大学時代の同級生でソヨンの元カレの北山(生田斗真)の四角関係を、物語の鍵を握るキャラクター“デビクロくん”の登場とともに映し出す。
韓国で「お嫁さんに来て欲しい女優No.1」の称号を持つ人気女優のヒョジュだが、日本映画出演はこれが初。セリフも日本語だ。「撮影初日は緊張しました。発音が上手くできているのか、これで合っているのか、自分では判断できませんし。でも監督さんも、キャストの方もスタッフさんも、みなさんよくしてくださって。演技面では難しいところもありましたが、その他での苦労はあまりありませんでした」。
演じた世界的照明アーティストのソヨンを「自分の仕事を愛しているプロフェッショナルな女性」というヒョジュ。ただし「そのことで、プライベートはちょっとおろそかになりがち」だとも。
そしてかつての恋人である北山と「未練があるまま別れてしまった。後悔でいっぱいで、心の中ではいつも彼のことを考えているんです」と分析。ヒョジュも女優としてプロフェッショナルに活躍する多忙な女性。「ソヨンの気持ちは理解しやすかった」と素直な気持ちを口にした。 主演の相葉については「真面目で優しい。長時間の撮影でも、ずっとパッションを持って演技できる人」と語り、こんな現場でのエピソードも。「遅くまで撮影したときに、待っていたファンの方たちがいたんです。すると相葉さんがみなさんの前に行って、『遅い時間までありがとうございます』と挨拶されたんです」。その姿がとても印象に残っているそうだ。
本作はクリスマスの物語ということで、ヒョジュ自身の思い出も語ってもらった。「クリスマスは大好きで、サンタクロースの存在も心の底から信じていました。ママが大きな靴下を作ってくれて、ドアの前に置いておくと、翌朝にはプレゼントが入ってるんです。
それが小学生のある年、夜中にパパがその靴下にプレゼントを入れているところを目撃してしまったんです! サンタさんからじゃなかったんだ…って、本当に悲しかったです(苦笑)」。
本編ではクールに映るヒョジュだが、面と向かって話す彼女はとても愛らしい。日頃、ストレスを感じた際には「ひとりでカラオケに行って歌いまくります!」という答えも、飾り気のない人柄を感じさせた。そして何よりこのインタビュー、おぼつかないときもありつつではあるが、ヒョジュは一生懸命、日本語で答えてくれていた。「今回、日本の方々に支えになってもらいました。もっと成長して、今後も日本の作品に出られたらいいな」とニッコリ笑う彼女には美しさだけではないオーラがあった。(取材・文・写真:望月ふみ)
『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』は11月22日より全国ロードショー。
ヘアメイク:佐藤寛(KOHL)
スタイリスト:平野真智子(NOMA)
編集部おすすめ