オランダ生まれのキャラクター「ミッフィー」の誕生60周年を記念した、展覧会「誕生60周年記念 ミッフィー展」が、東京・松屋銀座を皮切りに2016年にかけて全国を巡回する。本展では、1955年に初めて出版された絵本『ちいさなうさこちゃん』(第1版)の原画が世界に先駆けて初公開されるほか、貴重な作品約300点が展示される。


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 オランダの絵本作家でグラフィックデザイナーのディック・ブルーナが生んだうさぎの女の子・ミッフィーは、愛くるしいデザイン、シンプルでありながら奥深い絵本のストーリーが半世紀以上に渡り世界中で愛されてきた。
 
 見どころとなる『ちいさなうさこちゃん』(第1版)の原画に加え、現在も刊行されている第2版の原画を同時展示。描き方の違う2作品を並べて見る事が出来る初めての機会となる。また、ミッフィー以前に制作された初期の絵本『りんごぼうや』『きいろいことり』、ミッフィーシリーズから『うさこちゃんのさがしもの』『うさこちゃんとあかちゃん』など5作品、さらにブルーナが若い頃に描いた油彩画や妻・イレーネのために描いた「朝食メモ」 など、原作者の新たな一面がわかる作品も並ぶ。

 また、今回は世界中でミッフィーの60周年を祝うイベント「ミッフィー・アートパレード」の日本からの参加作品を特別展示する。三沢厚彦、寄藤文平、増田セバスチャンら15組の日本のクリエイターが参加、180cmの真っ白なミッフィー像にユニークなペイントや装飾を施し、新たなミッフィーの魅力を引き出している。

 さらに、“ファースト・ミッフィー”をモチーフにした展覧会限定のぬいぐるみやフィギュアをはじめ、定番のステーショナリーやトートバッグ、アクセサリーなど会場限定のミッフィーグッズを400アイテム以上用意。また、ミッフィーの洋服をモチーフにしたワンピースや、アートディレクターの祖父江慎、クロスステッチデザイナーの大図まこととのコラボグッズも誕生する。

 「ミッフィー展」は松屋銀座にて 4月15日から5月10日まで開催。その後、青森、神戸、福岡、名古屋、大阪、島根の順で巡回予定。
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