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ドイツ・ナチス軍の悪業から生まれた悪魔の子ヘルボーイが異色ヒーローとなって活躍するさまを描く『ヘルボーイ』シリーズ。第1弾は世界興行収入約9900万ドル(約118億円)だったがDVDが爆発的に売れ、第2弾『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』(09)が製作された。第2弾は約1億60000万ドル(約190億円)の世界興行収入を上げたが、DVDが売れなくなった時代に入り、DVDの売上が第3弾の製作を決定付ける起爆剤にならなかったという。
始めから三部作として構想されていたという『ヘルボーイ』シリーズ。「Empire」誌のポッドキャストに出演したロンは、もうヘルボーイを演じる気はなかったがデル・トロ監督から話を聞いて心変わりしたという。「ギレルモから大まかながら三部作がどうまとまるのか聞いた。ものすごく劇的で映画にもってこいのアイデアだったから、絶対に作らなければならないと確信している。始まりがあり、中間があって終わりがある三部作になるはずだったんだ。まだ3分の2しかやってないから、終わらせるまではやり尽くした気になれない」と思ったそうだ。
第2弾の最後にセルマ・ブレア演じるヘルボーイの恋人リズ・シャーマンが双子を妊娠していることが明らかになるが、デル・トル監督がロンに明かした最終章の構想ではこの双子が大きな役割を担っているようだ。「1人は母親似で1人は父親似だ。
アイデアだけで終わってしまってはもったいないような第3弾の構想。第2弾から約7年の月日が経過しているが、第3弾が実現する日が来ることに期待したい。