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榮倉は前作で原作ファンが選ぶ理想の実写化俳優の郁役で1位に輝き、実際に演じて作品をヒットに導いた。また福士はこれまでの取材で幾度となく岡田への憧れを口にしており、大きなきっかけになったのが前作での共演だ。
榮倉が語る。「ほぼ同じスタッフとキャストが集まって作れると決まったときは、みんなの愛情とやる気を感じました。ただ正直、続編のほうがプレッシャーはありました。みんなの気持ちが入っているからこそ、あ、郁はこんなものかと思われないようにと思っていました」。
一方の福士は続編が決まり、とにかくうれしかったと頬を緩める。「『やったぜ!』という気持ちでした(笑)。この作品と手塚という役が大好きですし、ほかのキャラクターたちも大好き。だからまた演じることができるのは大きな喜びでしたし、観客としても続編が観られる!と楽しみでした」。
アクションも恋愛パートも、図書隊の意味を問う物語の深みも、すべてがパワーアップした本作で、榮倉も図書隊のエリート、タスクフォースの一員として、予想をはるかに超えるアクションを体当たりで見せる。
郁と手塚の魅力については互いに語ってもらった。「福士くんは前作の撮影ではまだ19歳でした。一番変わりやすい時期だと思うんですけど、変わらないんです。変わらない強さって絶対にあると思います。手塚はエリートですが、柴崎との恋愛になると不器用だったり、郁に負けたときは顔に悔しさが出る。福士くんの手塚は、そうした人間らしさが出ていて好きです」と榮倉。福士も「僕、郁ちゃん、好きなんです(笑)」と告白。「榮倉さんが演じているからこそなんですが、すごくチャーミングなんです。
福士も泣いたというクライマックスは、観ているみんなが郁を応援したくなる。思いは郁を演じた榮倉も同じだ。「終盤に本屋さんの場面があるんです。あれは最初に郁と堂上教官が出会った本屋さん。運命を感じました。最後のほうは、自分が演じたシーンで展開も知っているのに、すごく郁を応援したい気持ちになりました。観てくださる方にもそう感じていただけたら嬉しいです」。(取材・文・写真:望月ふみ)
『図書館戦争 THE LAST MISSION』は10月10日より公開。
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