アニメ『眠れる森の美女』の悪い魔女マレフィセントを主役にした実写映画『マレフィセント』(14)を大ヒットさせた米ディズニーが、今度はアニメ『101匹わんちゃん』(62)の悪役クルエラ・デ・ヴィルを主役にした実写映画『Cruella(原題)』を製作するという。

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 The Hollywood Reporterによると、映画『ウォルト・ディズニーの約束』(14)や『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(15)のケリー・マーセルが、俳優でもあるスティーヴ・ジシスと共に脚本を執筆することが決まったそうだ。
クルエラを主人公にする実写映画企画は2013年頃から持ち上がっており、ミュージカル映画『ANNI/アニー』(15)のアライン・ブロッシュ・マッケンナが初期の脚本に携わっていた。

 ディズニーは既に全米公開予定日が決まっているジョン・ファヴロー監督の『ジャングル・ブック』実写版(2016年4月15日)、ティム・バートン監督の『アリス・イン・ワンダーランド』続編(2016年5月27日)、ビル・コンドン監督、エマ・ワトソン主演『美女と野獣』実写版(2017年3月17日)に加え、少なくとも4作のタイトル未定アニメ実写版の公開予定日を決めており、それに伴い『Cruella(原題)』の製作に拍車がかかったという。

 「101匹わんちゃん」を実写化した『101』(96)では、クルエラ役をグレン・クローズが演じたが、今回のキャスティングについては不明。アニメでは生まれたダルメシアンの子犬達で毛皮のコートを作ることを企む邪悪なクルエラが、実写版ではどのように描かれるのか。『マレフィセント』でオーロラ姫とマレフィセントの絆が描かれたように、『Cruella(原題)』でも新しいクルエラに出会えることに期待したい。
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